延べ2.4万m2のタワマンを「新札幌」駅前で開発、大和ハウス工業:プロジェクト
大和ハウス工業は、北海道札幌市厚別区で、2023年5月中旬の竣工を目指し、分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」の開発を進めている。
大和ハウス工業は、現在、北海道札幌市厚別区で計画を進める「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」のI街区内で開発している分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」の概要を2021年4月28日に発表した。
省エネ設備で一次エネルギー消費量を約27%削減
新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクトでは、プレミストタワー新さっぽろやホテル、商業施設、共用駐車場の他、医療施設4棟を開発することで、隣接する「子育て支援施設」とともに、新さっぽろエリアの都市機能を充実させることを目標に掲げている。
医療施設の1棟には、天然ガスコージェネレーションシステムを備えた「エネルギーセンター」を1階に設置する。天然ガスコージェネレーションシステムとAIを活用し、一体的なエネルギー管理を行うことで、街区全体でCO2を約35%減らす。
各施設は、JR千歳線「新札幌」駅や札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ」駅の両駅と屋内空中歩廊「アクティブリンク」でつなぐことで、季節や天気に左右されない歩行動線を確保する。
プレミストタワー新さっぽろは、RC造(一部S造)地下1階/地上30階建てで、総戸数220戸の分譲マンション。専有部の間取りは1〜4LDKを用意し、専有面積は50.05〜120.34平方メートルとなる見込みだ。共用部としては、「パーティールーム」や「フィットネスルーム」、来訪者が宿泊できる「ゲストルーム」、Wi-Fi環境を構築しリモートワークにも対応した「ワーキングラウンジ」、見晴らしの良好な「スカイラウンジ」などを設ける。
建物には、二重サッシやLow-E複層ガラスなどを設置し、基本性能を向上させ、パネルヒーターや熱交換形換気機器「ロスナイセントラル換気システム」などを導入することで、一般的な共同住宅に比べ、一次エネルギー消費量を約27%削減する。既に、省エネルギー性能に優れた住まいとして、政府の「平成31年度超高層ZEH-M実証事業」に採択されるとともに、BELS評価認証の最高等級を取得している。
周辺には、駅ビル「DUO1・2」や大型ショッピング施設「イオン新さっぽろ店」、商業施設「サンピアザ」と「カテプリ」などもあるため、買い物もしやすく生活利便性に優れる。
プレミストタワー新さっぽろの概要
プレミストタワー新さっぽろは、RC造(一部S造)地下1階/地上30階建てで、延べ床面積は2万4655.60平方メートル。所在地は北海道札幌市厚別区厚別中央1条6丁目493-37他で、敷地面積は4234.35平方メートル。アクセスは、JR千歳線「新札幌駅」から徒歩4分で、地下鉄東西線「新さっぽろ駅(4番出入口)」から徒歩4分の立地。設計はドーコンが、
施工はフジタ・大成建設特定建設工事共同企業体がそれぞれ担当し、着工は2020年7月2日で、竣工は2023年5月中旬を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ZEH×IoTマンション「プレミストタワー靱本町」、高効率設備でエネルギー消費量を削減
大和ハウス工業は、大阪市西区で超高層ZEH-M実証事業に採択された分譲マンション「プレミストタワー靱本町」を開発中だ。今回の物件は2021年1月9日にモデルルームをオープンし、同年2月下旬から販売を開始している。 - 伊藤忠都市開発が建て替え円滑化法の個人施行方式により富ヶ谷でマンションを開発
伊藤忠都市開発は、東京都渋谷区富ヶ谷2丁目で開発中のマンション「クレヴィア渋谷富ヶ谷」を2021年2月20日に販売を開始した。 - 大田区で入居者が専有部を広く使えるマンションが竣工、コスモイニシア
コスモスイニシアは、東京都大田区で、開発を進めていた分譲マンション「イニシア大森町N'sスクエア」が竣工したことを公表した。イニシア大森町N'sスクエアは、共用部として「コワーキングスペース」と「ランドリー」を併設したエリアを設けることで、入居者が専有部を広く使えるようにしている点などが評価され、既に全戸完売した。 - 墨田区で家ナカ時間を楽しめる賃貸マンションが竣工、ターゲットは働く女性
三井不動産レジデンシャルとマッシュホールディングスは、住宅事業でのコラボレーション第1弾として開発を進めた賃貸マンション「パークアクシス吾妻橋」が竣工したことを公表し、2021年1月8日に入居の募集を開始した。 - 飯田橋で地上24階建てのタワーマンションが竣工、屋敷内に自然を模した庭を設置
ミサワホームとトヨタホームは、東京都千代田区飯田橋で、計画を進めていた地上24階建てのタワーマンション「アルビオ・ザ・タワー千代田飯田橋」が竣工したことを明かした。 - 「本厚木」駅から徒歩1分の場所に延べ2.4万m2のタワマンが誕生、三菱地所レジデンス
三菱地所レジデンスは、LIFULLが運営する住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」が2020年9月に発表した「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング 首都圏版」で1位に選ばれた小田急小田原線「本厚木」駅から徒歩1分の場所に分譲マンション「ザ・パークハウス 本厚木タワー」を開発した。