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三井不動産らが台湾で延べ16万m2超えのタワマン開発に着手プロジェクト

三井不動産は、台湾で2016年に設立した現地法人の台湾三井不動産を投資拠点として、台湾各地で商業施設事業やホテル事業、住宅事業の計11物件を推進している。住宅事業では現在、大規模タワーマンション開発プロジェクト「(仮称)中和板南路プロジェクト」と「(仮称)台南永華路プロジェクト」に着手している。

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 三井不動産と三井不動産レジデンシャルは、共同出資会社である現地法人の台湾三井不動産を通じ、台湾で分譲住宅事業「(仮称)中和板南路プロジェクト」と「(仮称)台南永華路プロジェクト」に参画することを決定し、事業パートナーである国泰建設と共同開発事業契約を締結したことを2020年10月20日に発表した。

敷地面積が1.7万m2超えの大規模開発

 中和板南路プロジェクトは、4棟のタワーマンションを開発する計画で、4棟のタワーマンションは地下5階/地上31〜32階建てで、総延べ床面積は16万5042平方メートル。

 所在地は新北市中和区板南段622号他で、敷地面積は1万7890平方メートル。総戸数は944戸。アクセスはMRT環状線「中原」駅から徒歩2分の立地。工期は第1期の452戸が2023年に着工して、2027年に竣工する予定。続く第2期の492戸は、2024年に工事着手し、2028年の完成を目指す。


「(仮称)中和板南路プロジェクト」完成予想CG 出典:三井不動産

 4棟のタワーマンションは、台北市の中心部である「台北」駅から5キロ圏内に位置し、低層部には、駅前の立地を生かした多様な生活利便施設を誘致し、多彩な共用施設の整備も検討している。

 もう一つの台南永華路プロジェクトでは、地下4階/地上23階建てで、延べ床面積は5万9809平方メートルのタワーマンション1棟を新設する。所在地は台南市安平区金華段132号で、敷地面積は7388平方メートル。総戸数は264戸で、2021年に着工し、2025年の竣工を見込む。

 タワーマンションは、台南市政府など行政機関が集積している安平区の区画整理地内に所在し、南側には大規模公園「府平公園」が隣接して、遠方では海が見渡せる。徒歩圏にはスーパーや飲食店があり、台南市の商業施設「新光三越天地」まで車で7分と生活利便性が高い。なお、台南エリアでは新幹線「台南」駅に近接する「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」が2022年の開業を控えている。

 事業パートナーである国泰建設は、1964年に創業し、住宅の商品企画と品質を高く評価され、台湾で不動産デベロッパーとして初めて上場した。また、国泰建設は三井不動産が台北市において推進中のホテル事業「(仮称)敦化北路ホテル」のパートナー企業でもある。

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