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リノベ事業で省エネ性能証明の取得率30%目指す、コスモスイニシア:リノベ
コスモスイニシアは2025年度に着工する既存マンションのリノベーションにおいて、「住宅省エネルギー性能証明書」取得率30%達成を目指す。
コスモスイニシアは2025年7月16日、2025年度に着工する既存マンションのリノベーションにおいて、「住宅省エネルギー性能証明書(ZEH水準/省エネ基準)」取得率30%達成を目指す方針を発表した。
コスモスイニシアでは、リノベーションマンション事業「INITIA & Renovation」を展開し、既存住宅の間取りや設備の刷新に加え、性能向上による住宅の省エネルギー化を図っている。取り組みに当たっては、YKK AP、u.company、エヌ・シー・エヌの3社と協業体制を構築。設計や仕様の検討段階から、物件ごとにZEH水準や省エネ基準を満たすために必要な条件の提示や、申請業務に関する支援など、技術面や制度面のサポートを受けている。また、3社の協力を得て社内勉強会を開き、事業部全体で省エネルギー化の必要性や意義への理解を深める取り組みも進めている。
特に、コスモスイニシアが過去に分譲マンションでは、住宅省エネルギー適合証明書の取得率100%を目指し、性能向上のための内窓の設置や高効率タイプの給湯器への交換などを推進する。2025年7月10日時点で、自社が過去に新築分譲した物件で6件(ZEH水準2件/省エネ基準4件)、自社以外が分譲した物件では7件(ZEH水準3件/省エネ基準4件)を手掛けた。
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