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大成建設が進めるBIMによるメタバース合意形成システム UI/UXはゲーム開発のネイロが担当メタバース

ネイロは、大成建設が開発を進める次世代業務システム「建設承認メタバース」プロジェクトで、UIとUXのコンサルティングを開始した。ゲーム開発の知見を活かし、3DCGを活用した直感的なメタバース空間での合意形成を可能にする。

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 フューチャーグループのネイロは2024年10月30日、大成建設が開発を進める次世代業務システム「建設承認メタバース」プロジェクトで、UIおよびUXのコンサルティングを開始したと発表した。

BIMをベースに3DCGを活用したメタバースの合意形成を構築

 大成建設は、設計・施工のあらゆる情報を一元管理する次世代システム「建設承認メタバース」プロジェクトを日立グループの日立製作所と日立コンサルティング、GlobalLogic Japanと推進している。建設承認メタバースは、BIMをもとにデジタルデータで構築したリアルな3DCG空間内を探索し、建物の細部やイメージを確認することで、発注者や設計者、施工者などの関係者間での合意形成を円滑にする。

次世代業務システム「建設承認メタバース」のイメージ
次世代業務システム「建設承認メタバース」のイメージ 出典:フューチャープレスリリース

 家庭用ゲーム開発やバーチャルライブ事業を手掛けるネイロは、ゲーム開発のノウハウを活用して同プロジェクトのUIやUXのコンサルティングを担う。視認性やアクセシビリティーを改善し、専門知識がない者でも容易かつ直感的に利用できるように改修して直感的な利用環境を提供する。教育コストの低減やシステムの活用増に寄与する。

 建設承認で関係者の合意形成を効率化させる仕組みとして、操作誘導に「ゲーミフィケーション」を導入する。ゲーミフィケーションとは、ゲームの思考法をその他の領域に応用する取り組み。機能的で分かりやすいだけでなく、ユーザーの感情や動機、認知過程などの心理的要因を捉えてデザインすることで快適性や反応性を高める。

 アニメーションやフィードバック機能なども用いてユーザーの行動を促進し、資料確認の手間を低減。建設承認までの検討や議論の質を向上させるUI、UXの構築を目指す。

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