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建設ロボティクス技術の研究開発拠点をシンガポールに開設、大林組R&D

大林組は、アジア地域の研究開発拠点「Obayashi Construction-Tech Lab Singapore」をシンガポールに開設した。建設会社やスタートアップ、大学などの研究機関と建設ロボティクス技術を中心とした共同研究/開発に取り組み、建設現場への適用を支援する。

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 大林組は2024年7月19日、シンガポールにアジア地域の研究開発拠点「Obayashi Construction-Tech Lab Singapore(OCLS)」を開設したと発表した。アジア地域で開発や適用が活発化する建設ロボティクス技術を中心に、建設会社やスタートアップ、大学などの研究機関との共同研究/開発や、建設現場への適用支援を行う。

 OCLSは2024年4月に開設し、7月18日に現地関係者を集めたローンチイベントを開催した。アジア地域の次世代建設生産技術の育成/展開拠点と位置付け、今後は社内外との積極的な連携を図り、研究開発を強化していく。

OCLSのオフィス
OCLSのオフィス。2023年10月に開設されたオープンイノベーション施設「Built Environment Innovation Hub」に入居している 出典:大林組プレスリリース

 OCLSでは主な研究プロジェクトとして、(1)アジア諸国スタートアップとの建設自動化技術の現場実証と適用促進、(2)南洋理工大学シンガポール3Dプリントセンターとの建設3Dプリント技術の研究開発、(3)シンガポール工科デザイン大学との建設ロボティクス活用の研究開発の3点に取り組む。

 シンガポールの建設業では、コロナ禍による外国人労働者の不足に端を発した省人化、生産性の向上が社会課題となっている。このため、シンガポール建築建設庁主導で、国内外の建設会社やスタートアップなどによる技術開発や、建設現場への適用が積極的に進められている。

 大林組はOCLSを拠点に、今後、建設ロボティクス以外の分野にも範囲を拡大し、研究開発成果を積極的に社外展開していく。

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