スマートホームサービスを新築賃貸マンションに全戸標準導入、東京上野で東急不動産が竣工:スマートホーム
東急不動産が東京都台東区で建設を進めていた新築賃貸レジデンス「コンフォリア東上野」を竣工した。スマートホームサービスとスマート宅配ボックスを全住戸に標準導入している。
東急不動産は2024年7月10日、東京都台東区に、IoTサービスを活用した環境配慮型の賃貸レジデンス「コンフォリア東上野」が完成したと発表した。リンクジャパンのスマートホームサービス「eLife」とビットキーのスマート宅配ボックス「bitbox」を全住戸に標準導入している。
家中の機器を管理/操作できるIoTサービス
eLifeは、リンクジャパンのスマートホーム統合アプリ「HomeLink」を介してエアコンや照明など入居者の持ち込み家電を自動操作できる他、「Amazon Alexa」「GoogleHome」などのスマートスピーカーで家中のスマートホーム機器を音声操作できる。
ファストドクターのオンライン診療サービスなどとも提携しており、急な体調不良時には、オンライン診療や薬の配達、医師による緊急駆けつけにも対応する。ソフトウェアは随時アップデートされ、入居後も利用できるサービスを拡充していく。
bitboxは、ビットキーがパナソニック ハウジングソリューションズと共同開発したスマート宅配ボックス。専用のスマホアプリから入居者専用のパスコードが設定でき、高い安全性を確保する。また、宅配業者が設定したパスコードは共有可能で、不在時の置き配や荷物の集荷も利用できる。
コンフォリア東上野は、地上15階建て、全190戸。建物の環境性能に加え、物件を取り巻くステークホルダーへの対応などが評価され、日本政策投資銀行が創設し環境/社会への配慮がなされた不動産を評価する認証制度「DBJGreenBuilding認証」を取得した。
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