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遠隔臨場用アプリケーションとウェアラブルカメラが連携 ブレのないスムーズな現場確認が実現:遠隔臨場
ザクティの業務用ウェアラブルカメラと、建設システムの建設業向け遠隔臨場用アプリケーション「遠隔臨場 SiteLive」が連携を開始する。遠隔臨場での効率性や快適性の向上に寄与する。
ザクティは2024年5月8日、ザクティの業務用ウェアラブルカメラが、建設システムの建設業向け遠隔臨場用アプリケーション「遠隔臨場 SiteLive」と連携したと発表した。遠隔臨場での効率性や快適性の向上に寄与する。
ウェアラブルカメラと遠隔臨場 SiteLiveとの組み合わせで、発注者は現場に立ち会わず、PC上で状況確認が実現する。特にカメラのブレ補正機能や水平維持機能により、発注者が長時間視聴する際の映像酔いが低減し、ブレのないスムーズな映像で遠隔臨場を実施可能になる。受注者側の操作は、スマートフォンで配信や録画が行え、ハンズフリーで作業をしながら映像を共有できる。
また、検査項目ごとに映像や情報を確認するため、管理が容易。また、電子小黒板作成アプリ「SiteBox」などの建設システム関連アプリや工事情報共有システムとも連携する。
対象となるザクティのウェアラブルカメラは、「CX-WL100」「CX-WE100」「CX-WE300」の3種となっている。
遠隔臨場 SiteLiveは、遠隔臨場に特化した撮影/配信システム。遠隔臨場の対象検査の「材料確認」「段階確認」「確認/立会」の各検査項目が管理できるため、受発注者双方にメリットがある。
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