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トンネル工事でベルトコンベヤー延伸時のベルト切断が不要に、設置日数を6割短縮 大林組:スマートコンストラクション
大林組と日建リース工業、日本コンベヤは、トンネル工事で使用するベルトコンベヤーの延伸作業時にベルト切断が不要な「ノンカットドライブ」を開発した。従来と比較して、設置日数を約6割、設置費用を約3割それぞれ削減する。
大林組は2024年4月2日、日建リース工業、日本コンベヤと共同で、トンネル工事で使用するベルトコンベヤーの延伸作業時にベルト切断が不要な「ノンカットドライブ」を開発したと発表した。従来の技術と比較して、設置日数を約6割、設置費用を約3割それぞれ削減し、工期の短縮と生産性の向上を実現する。
トンネル工事では土砂搬出にベルトコンベヤーを使用し、工事の進行に応じて延伸する。一般的に、土砂の搬送距離が長くなると、搬送能力を確保するためにベルト張力を補う装置「ブースタードライブ」を追加で設置する。追加設置の際にはベルトを切断して端部を駆動部に通し、切断したベルト同士を接合するため、土砂搬送作業の中断期間が長期化するという課題があった。
ノンカットドライブは、まず、ベルトを挟む形で一対のタンデムプーリー(ブースタードライブのうち、ベルトに駆動動力を伝達する2本の駆動ローラー)を片持ち構造の状態でスライドさせて設置する。プーリー支持台座ごと回転させてベルトを巻き付けることで、ベルト切断を不要とした。
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