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「キッザニア東京」で建機の開発を体験、コマツがパビリオンをオープン産業動向(2/2 ページ)

コマツは子どもの職業体験施設「キッザニア東京」に、建設機械の開発を体験できるパビリオン「建設機械開発センター」をオープンした。パビリオンでは、来場者が建設機械開発者となり、シミュレーターを使用した機体の開発と検証を体験する。職業体験を通じて子ども達に建設機械や技術に興味を持ってもらい、開発の面白さや答えを見つけ出す楽しさを体験してもらうのが狙いだ。

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建設機械を楽しみながら学べる施設 興味を持ってもらうきっかけに

オープン記念のくす玉
オープン記念のくす玉 筆者撮影
コマツ 常務執行役員 本多孝一氏
コマツ 常務執行役員 本多孝一氏 提供:KCJ GROUP

 オープニングセレモニーには、コマツの本多氏の他、キッザニアを運営するKCJ GROUP 代表取締役社長 圓谷道成氏、タレントのなかやまきんに君さん、俳優の毎田暖乃さんが登壇した。

 コマツ 常務執行役員 本多氏はパビリオン出展の背景について、「当社の事業を継続的、持続的に発展させるには地域社会や将来を担う子ども達との関わりや協力が不可欠だ。これまでも、石川県小松市の『こまつの杜』や静岡県伊豆市『コマツ テクノセンタ』を始めとした、建設機械の面白さ、楽しさを知ってもらうための施設を作ってきた」と述べ、「こうした中、キッザニアの掲げる『エデュテイメント』(エデュケーションとエンターテインメントを掛け合わせた造語)というコンセプトが当社の活動に似ていると考え出展を決めた。子どもたちが夢を持ってさまざまなことにチャレンジするきっかけの1つになれば」と語った。

 KCJ GROUPの圓谷氏は「コマツは建設機械業界のリーディングカンパニーで、グローバルに活躍している企業。パビリオンでは建設機械を開発するという今までにない体験が提供できる。建設機械がどう世の中の役に立っているのかを多くの子供たちに楽しみながら学んでほしい」と述べた。

 なかやまきんに君さんは、コマツの油圧ショベル「PC200 I-11」をイメージした模型を右腕に着けて登場した。また、パビリオンで仕事体験をした毎田さんは「最も印象に残ったのはシミュレーター。建設作業の特性に適した機械を選び、映像を見ながら操作して、効果の検証を行った。運転開始前には安全確認なども行った。映像もリアルで面白かった」と感想を語った。

コマツの油圧ショベル「PC200 I-11」をイメージした模型を身に着けて登場したなかやまきんに君さん
コマツの油圧ショベル「PC200 I-11」をイメージした模型を身に着けて登場したなかやまきんに君さん 

 なお、キッザニア東京で建設機械開発センターを含む仕事体験ができるのは3〜15歳まで。入場料は来場日時やプランによって異なる。

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