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「軽井沢」駅直結、三菱地所の商業施設計6棟が着工 太陽工業の施工で2026年春開業:プロジェクト
三菱地所は、軽井沢駅北口にて駅直結の商業施設建設に着工したと発表した。宿泊施設や温浴施設、飲食、物販店舗などを整備する計画で、2026年春の開業を予定している。
三菱地所は2024年3月1日、JR北陸新幹線/しなの鉄道「軽井沢」駅北口で駅直結の商業施設建設に着工した。「信州らしさを発信し、体感できる 好奇心を“くすぐる”ゲートウェイへ」をコンセプトに、2026年春の開業を目指す。
計6棟で総延べ約5400平方m2
施設は、しなの鉄道が保有する旧信越本線の線路跡地に新設。三菱地所が敷地を賃借し、軽井沢駅自由通路に直結した商業施設を開発する。アクアイグニスとカルチュア・コンビニエンス・クラブが宿泊施設や温浴施設、飲食、物販店舗などを運営する。
所在地は、長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢字中谷地1178番1293他で、用途地域は近隣商業地域。敷地面積は約1万3000平方メートルのうち、建築面積は約4400平方メートル。建物の構造と規模は、鉄骨造平屋/2階建て(一部3階建て)の計6棟から成り、総延べ床面積は約5400平方メートルを見込む。太陽工業とアライ設計のJVが設計を担い、太陽工業が施工を手掛ける。
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