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AR技術でZEBの効果を可視化する「建築模型AR」を東急建設が開発第8回 JAPAN BUILD TOKYO

東急建設とARスタートアップのOnePlanetは、建築模型とAR技術を組み合わせてZEBの内部構造や全体像を可視化する「建築模型AR」を初公開した。

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 東急建設は「第8回 JAPAN BUILD TOKYO−建築の先端技術展−」(会期:2023年12月13〜15日、東京ビッグサイト)で、建築模型とAR技術を組み合わせてZEBの効果を可視化する「建築模型AR」を初公開した。

模型にデバイスをかざして、ZEBの取り組みをARで可視化

デバイスのカメラを模型にかざすと気流や熱の流れが確認できる
デバイスのカメラを模型にかざすと気流や熱の流れが確認できる 筆者撮影

 建築模型ARは、空気や熱の流れのシミュレーション結果とBIMデータを掛け合わせて、ZEBの取り組みをARで可視化する技術だ。東急建設とARスタートアップのOnePlanetが共同開発した。

デバイスの画面。冷暖房に使用する熱の流れが表示されている
デバイスの画面。冷暖房に使用する熱の流れが表示されている

 ZEBには、外断熱化や窓ガラスの複層化、高効率ヒートポンプなどの省エネ技術、太陽光発電や水素発電といった再生可能エネルギー技術が導入されている。

 建築模型ARを使用して、普段直接目にすることができない建物の内部構造や全体像を分かりやすい形で示すことで、最新のエコ建築技術の理解を深めてもらうことが開発の狙いだ。

 会場には、東急建設技術研究所の管理研究棟をモデルとして、30分の1スケールで再現した模型を用意した(一部、現地のレイアウトとは異なる)。この模型に専用タブレットのカメラをかざすと、画面上で空気や熱の流れを確認できるという一連の流れを実演した。

脱炭素、環境配慮技術を一堂に展示

 会場ではこの他、CO2排出量算定システムや概算ZEB/省エネシミュレーションツール、独自の「ZEBoT(ゼボット)」工法による既存ビルZEB改修、木造建築「MOC+(モクタス)」なども展示した。

 木造建築の構法では、東急建設も参加する「P&UA構法構法共同技術開発グループ」(代表:市浦ハウジング&プランニング)が開発した、中高層木造建築向けの「P&UA構法」を紹介した。

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