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住宅・不動産の営業活動を自動化するSaasツール、見込み客と営業のアクションを時系列で管理住宅ビジネスフェア 2021(2/2 ページ)

スマートフォンが普及した今、住宅関連の営業活動にもスピードが求められている。高額な不動産の営業であっても、営業担当者が顧客に会ってから関係構築をしていくスピード感では、成果が得にくくなってきている。コンベックスのWebベースの営業支援サービス「Digima」は、見込み客が自社のWebサイト上でどのような関心を寄せているかをウォッチし、その傾向をもとに、不動産会社は見込み客に会う前に、営業の体制を整えられる。

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多忙な不動産の営業スタッフをデジタルでサポート

 Digimaの意図は、多忙な住宅・不動産の営業職をサポートすることにある。住宅や不動産の業界では、顧客ごとに特定の営業担当者が付き、各種のプロモーションやイベントの案内などを行っている。だが、顧客はみな同じような物件を探しているわけではない。

 立地、価格、間取り、新築か中古かなど、それぞれに異なる条件で物件を探している。応えるためには、担当営業は膨大な物件情報を管理し、それを探している見込み客に届けなければならない。多くの見込み客に対して、付きっきりでフォローするのは現実的ではない。業務の一部を自動化して、営業担当者の負担を減らしてくれるのがDigimaだ。

 住宅・不動産の営業では、電話やメールなどで、物件やイベントなどを見込み客に知らせることが多く、手間が掛かり、業務時間の多くを費やしていることが少なくない。加えて、同じ案内を同じ客に複数回送ってしまうことで、会社の評判を落としかねない。

 Digimaでは、個々の見込み客に対して行った営業活動を顧客管理機能で履歴に残せる。そのため、重複はもちろん、見当違いの物件やイベントの案内を送ることも避けられる。

 また、あらかじめ送る頻度や文面を登録しておき、定期的にメールやSNSを自動で送る機能も搭載。文面はテンプレートも用意されているので、時間の無い営業スタッフでも効率的に顧客のフォローできるようになるだろう。


Digimaの顧客情報画面。見込み客がどのような反応をしたかがリアルタイムでモニタリング(赤枠内)

 Digimaの活用メリットとしては、営業スタッフの仕事が効率化し、見込み客に対して充実した対応ができるようになれば、売上向上につながる。既に導入済みの住宅関連会社で、年間の完工棟数が約2倍や年商が約30%上がった例があるとのことだ。


展示ブースで来客対応にあたったシニアチーフコンサルタントの小尾駿一郎氏

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