船橋市で「MFLP 船橋III」と「&PARK」が竣工、総延べ70万m2の大規模物流施設が完成:プロジェクト(3/3 ページ)
三井不動産は、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク 船橋III」と緑地空間「&PARK」の竣工をもって、千葉県船橋市で2013年から開発を進めていた総延べ床面積約70万平方メートルの街づくり型ロジスティクスパーク「MFLP 船橋」が完成したことを発表した。
ふなっしーパークを設置
MFLP 船橋IIIに隣接する緑地空間である&PARKは、敷地面積が約2万平方メートルで、卓球スペースやランニングコース、プライベートガーデン、「ふなっしパーク」を備えている。ランニングコースは、長距離と短距離の2種類を用意し、ランニングだけでなくペットの散歩にも使用されている。プライベートガーデンは、MFLP 船橋IIIに入居する企業の従業員が使える施設で、バーベキュー用の設備やソファ、テーブル、ゴルフの練習場を設けている。
ふなっしパークでは、ご当地キャラの「ふなっしー」をイメージした遊具などを配置している。&PARKには、スピーカー付きの監視カメラが配置し、カメラで得られた映像をスタッフがモニタリングして、不審人物が場内にいる場合は監視カメラのスピーカーで注意喚起を図っている。
今後について、三木氏は、「三井不動産では、千葉県船橋市で運営する商業施設の“ららぽーとTOKYO-BAY”と&PARKがコラボレーションしたイベントを開催し、地域を活性化させていくとともに、地域に根差したコミュニティーを創出していく」と展望を語った。
なお、MFLP 船橋IIIと&PARKの竣工をもって、三井不動産が2013年から開発を進めてきた街づくり型ロジスティクスパーク「MFLP 船橋」は完成した。MFLP 船橋は、総延べ床面積約70万平方メートルの大規模施設で、物流施設施設「MFLP 船橋I(2016年竣工)」や「MFLP 船橋II(2019年竣工)」、入居者用の共用施設「MFLP 船橋・&GATE(2019年竣工)」、アイススケート場「三井不動産アイスパーク船橋(2020年竣工)」、MFLP 船橋III、&PARKで構成される。
MFLP 船橋IIIの概要
MFLP 船橋IIIは、免震構造のRC・S造地上8階建てで、延べ床面積は約27万1051平方メートル。所在地は千葉県船橋市浜町2-4-7で、敷地面積は5万8857平方メートル。設計・施工は大林組が担当し、2019年9月2日に着工した。
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