大和ハウスが栃木県平出工業団地に延べ4.6万m2以上の物流施設「DPL宇都宮」を着工:プロジェクト
大和ハウス工業は2002年以降、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、顧客の事業スキームに合わせた専用の物流施設をコーディネートする独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始している。これまでDプロジェクトでは、全国で累計251棟・総延床面積約813万平方メートルの物流施設を開発した。
大和ハウス工業は2020年6月1日、栃木県宇都宮市にある「宇都宮工業団地」内の「パナソニック宇都宮工場」跡地の一部で、最大5テナント入居可能な物流施設「DPL宇都宮」を着工した。
5区画の工業団地を配置
DPL宇都宮は、S造地上2階建てで、延べ床面積が4万6343.63平方メートル。所在地は栃木県宇都宮市平出工業団地3-8、3-9、3-18、3-19、3-20、3-21で、敷地面積は3万7171.87平方メートル。建築面積は2万4930.83平方メートルで、賃貸面積は4万6155.42平方メートル。設計・施工は金田建設で、竣工は2021年6月30日、テナントの入居は2020年7月を予定している。
アクセスは、東北自動車道「宇都宮インターチェンジ」から約14キロで、北関東自動車道「宇都宮上三川インターチェンジ」から12キロと、関東と東北方面の配送に適した立地。また、JR東北本線と東北新幹線「宇都宮駅」まで約4キロ、JR東北本線「岡本駅」まで約2キロと職住近接の就労環境が整っている。なお、建設地は、宇都宮市が作成した洪水ハザードマップの浸水地域に該当していない。
DPL宇都宮は、インターネット通販会社や小売業、関東や東北を商圏とする運送業者などの入居を想定しているマルチテナント型物流施設で、最小で約8200平方メートルの区画から入居できる。
各区画には事務所を開設することが可能で、隣接地には5区画の工業団地があるため、企業の物流施設や製造工場、研究所などを建設することで、営業と製造が一体となったエリア拠点が設けられる。
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