小田急が海老名市で健康増進を目的とした延べ2.6万m2超えの複合施設を開発:プロジェクト
小田急電鉄は、小田急線とJR相模線の海老名駅間で、飲食を中心とした商業施設「TERRACE」やタワーマンション「リーフィアタワー海老名アクロスコート」などで構成されるエリア「ViNA GARDENS」の開発を進めている。このほど、ViNA GARDENS内で、健康増進と海老名市全体の活性化を目的とした複合施設「仮称)サービス棟」の開発に着手した。
小田急電鉄は、小田急線とJR相模線の海老名駅間で開発を進める商業施設エリア「ViNA GARDENS」内で、複合施設「(仮称)サービス棟」の開発に着手したことを2020年10月22日に発表した。
コンセプトは“ウェルネス”
サービス棟は、RC造地上10階建てで、延べ床面積は約2万6200平方メートル。所在地は神奈川県海老名市めぐみ町512番4号(地番)で、建築面積は約3200平方メートル。設計・施工は大成建設が担当し、着工は2020年2月27日で、開業は2022年度の上期を予定している。
サービス棟は、ViNA GARDENSの開発理念である「憩う・くらす・育む」を具現化する施設を集積する建物で、ウェルネスをコンセプトに、フィットネスや健診、クリニックの機能を備える。
1〜2階には、駐車場や駐輪場、防災センターを設け、3〜5階は未定。6階には、創業より一貫して、海老名市に根差した調剤サービスを提供してきたメディカルガーデンがプロデュースする大型クリニックモールが出店する。
7階には、ジャパンメディカルアライアンスが運営するメディカルセンターがオープンし、海老名市における地域医療の拠点である海老名総合病院のサテライト施設として、未病の管理から治療までを行う。
8〜10階には、ルネサンスのフィットネスクラブが開業し、プールやテニスコート、大型のジム空間を用意して、地域における賑(にぎ)わいの中心となるコミュニケーションスペースを創出する。
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