小田急初の鉄道博物館、2021年オープン
小田急電鉄は、海老名駅の隣に初の鉄道博物館を2021年春に開業する。歴代の特急ロマンスカーが展示されるほか、施設の屋上には小田急線を走る電車を眺められるビュースポットも整備される。
小田急電鉄は2018年4月27日、小田急線海老名駅の隣に小田急線開業以来初の鉄道博物館「ロマンスカーミュージアム」を2021年春に開業すると発表した。
鉄道博物館は2階建て、延べ約4000m2
ミュージアムのコンセプトは、「子どもも大人も楽しめる鉄道ミュージアム」。特急ロマンスカー・SE(3000形)やNSE(3100形)をはじめ、小田急の歴史を彩る車両の展示や沿線の風景を模したジオラマ、電車運転シミュレーターなど、多彩なコンテンツが予定されている。施設には、子供が自由に遊べるキッズゾーンや、小田急線を走行する列車の眺望を楽しめる屋外ビュースポットなども配置し、多世代が楽しめる施設を目指すという。
開業予定地は、神奈川県海老名市めぐみ町で、鉄道の重要拠点である海老名電車基地と新たにエリア開発が進む「ViNA GARDENS」にも隣接する。
施設は2階建てで、1階には歴代の特急ロマンスカーや開業時の車両と小田急の歴史を出展し、イベントスペースやレストスペースも設ける。2階にはジオラマ、電車運転シミュレーター、キッズゾーン、カフェ、グッズショップを設置する。屋上部分は小田急線を実際に走る電車のビュースポットとする予定。
施設の構造・規模は、S造地上2階建て、延べ床面積は約4000m2(平方メートル)。敷地面積は約4000m2。2018年度内に着工し、2021年春のオープンを目指す。
小田急電鉄は、2018〜2020年を中期経営計画の「長期ビジョン2020」と位置付け、鉄道事業以外で沿線の魅力をけん引する「集客フック駅」の整備を掲げている。ロマンスカーミュージアムが建設される海老名駅周辺は、集客フック駅の代表とされている。
海老名駅エリアでは、2017年11月に開業した商業施設「TERRACE」や世界最大規模の「セグウェイ体験施設」、2019年10月に完成する「リーフィアタワー海老名アクロスコート」、駅を挟んでオフィス棟といった各種計画もあり、商・学/遊・住・職が一体となった街づくりが予定されている。
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