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「関内」駅前に高層ツインタワーが誕生、横浜初の最高級マンションなど:プロジェクト(2/2 ページ)
神奈川県横浜市中区にある旧市庁舎の隣接地で、オフィスとマンションが混在する複合ビル建設の再開発プロジェクトが始動した。旧庁舎跡地で2021年に着工するイノベーションオフィスビルと星野リゾートのホテルの計画と合わせ、JR「関内」駅前に、国際的な産学連携のビジネス拠点に加え、観光スポット及び高級賃貸住宅で地域の賑わいを創出する象徴的なツインタワーが誕生する。
プロジェクトでは、「MINATO-MACHI LIVE」をテーマに、次代の横浜を支える感動が沸(わ)き上がり、横浜スタジアムとともにみなぎるエネルギーと溢(あふ)れる賑(にぎ)わいを生み出す「源泉」となることを掲げる。
公開されたイメージパースでは、モダニズム建築で知られる村野藤吾氏が設計を手掛け、1959年に竣工した旧庁舎を星野リゾートの宿泊施設「レガシーホテル」に利活用。客室の採光を確保しつつ、現在のランダムな外壁パターンを継承するため、一部で「れんが透かし積」を採用する。
敷地手前には、ディー・エヌ・エーが運営する国内最大サイズと謳う大型ビジョンを設けたライブ発信施設を新設し、奥の議会棟跡地は、30階建て高層オフィスビルを配置し、総延べ床面積は約11万7017平方メートルになる見通し。オフィスビルには、延べ5万1900平方メートルのイノベーションオフィスや延べ4700平方メートルのウェルネスセンター以外に、延べ1万2800平方メートルの総合大学も誘致。外観は、線状の外壁を3段階の幅で上層にいくほど細め、透明感と上昇感を演出する。
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