インフォマティクスがメンテ展OSAKAで、ARやMRの現場支援システムを展示:メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2020
インフォマティクスは、「メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2020」(2020年7月29〜31日)で、パノラマ画像と点群データを同時に取得できるシステムや現場の状況を共有可能なスマートフォンアプリなどを訴求する。
インフォマティクスは2020年7月17日、メンテナンスと国土強靭化(ナショナル・レジリエンス)をテーマに掲げる総合展示会「メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2020」(2020年7月29〜31日、インテックス大阪)内の「インフラ検査・維持管理展2020」での出展内容を公表した。
出展製品は、パノラマ画像と点群データを取得できるシステム「Glove(GC 4K Panorama+LiDAR View)」や建設向けMR(Mixed Reality)ソフト「GyroEye Holo」、現場の状況を共有可能なスマートフォンアプリ「GC Photo」、作業ガイドAR(拡張現実)システム「現場支援タブレット」で構成する。
Gloveは、車両に取り付けたパノラマカメラで、全方位画像が得られ、同時にLiDAR装置で点群データを収集する。また、獲得した画像や情報は、システム画面に表示した地図上に映せる。
GyroEye Holoは、Microsoft製ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」と連携し、建築や土木現場で設計図面をホログラムとして1分の1スケールで画面上に投影し、さまざまな検証を視覚的に支援する。
GC Photoは、工事に関する写真や動画、位置情報、メモの管理が行え、異常時の対応などで役立つ。現場支援タブレットは経験の浅い従業員でも適切に作業が進められるようにサポートする。
総力特集:
メンテナンスと国土強靭化(ナショナル・レジリエンス)に焦点を絞った建設総合展「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」が2020年7月29日、インテックス大阪で開幕する。
コロナ禍の中で、ひさびさとなる建設展の開催となった本展では、インフラ検査・維持管理をはじめ、建設資材、防災・減災、i-Construction、労働安全衛生など、最先端の資機材やサービスが一堂に会する。特集ページでは、会場でのブース取材やセミナーレポートで、インフラの最新テクノロジーや市場動向を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 橋梁や高速の内部構造を3D仮想図で見える化した保全技術教育の支援ツール「PRETES-e」
ネクスコ・エンジニアリング北海道は、インフラの点検を行う技術者の育成を急務とし、橋梁や高速道路の内部構造の見える化を実現した保全技術教育の支援ツール「PRETES-e」を開発した。2019年度から本格運用を開始している。 - ICT建機にも活用される準天頂衛星システム「みちびき」開発の道のり
内閣府は、ICT建機などでも活用が見込める準天頂衛星「みちびき」の機能や効果について認知拡大を推進している。 - 建設現場の“ムダ・ロス”解消には何を成すべきか?
ここ数年、ICTの著しい発展によって建設業界でも、その有効な活用方法が設計・施工・維持管理の各工程で検討され始めている。新たなソリューションを導入するには、さまざまな既存の壁が立ちはだかり、ときには既存の業務形態を変革することも迫られる。ビジネスルールを抜本的に設計し直す「BPR(Business Process Re-engineering)」。建設業界で導入することによって何が変わり、そのためには何をすべきか、プロレド・パートナーズが数々の建設会社でBPRをコンサルしてきた実績をもとに、本連載で解説していく。 - 設計図面を建設現場に実寸投影する「MR」技術、Microsoft HoloLensを活用
インフォマティクスが提案するMR(複合現実)技術は、設計図面を建設現場に3次元で投影する方法。ヘッドマウントディスプレイは、PCやコードを必要としないMicrosoftの「HoloLens」を採用している。高センサーを搭載しているため、自分が動き回っても、図面がズレることが無い。