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3D配管モデルを走りながら生成する“ヘビ型検査ロボ”、ARで設備の配置確認もロボット(2/2 ページ)

弘栄設備工業は、「第51回管工機材・設備総合展」で、配管内を探査するロボット「配管くん」の開発を進めている。独自開発の配管診断システム「グッとカルテ」と組み合わせた設備検査の新たなソリューションとして提案する。

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ARで設備の場所を可視化

 クラウドに保存される配管くんの診断結果を、タブレット上で簡単に確認できるシステム「グッとカルテ」と連携させることも可能だ。グッとカルテでは、タップ操作だけで部屋内の配管が、3Dモデルでさまざまな角度から確認できる。さらに、より詳しく知りたい部分をタップすれば、配管くんで撮影した配管内の画像も表示される。


タップ操作で配管内の画像が表示される 提供:弘栄設備工業

 さらに、AR技術によって、タブレットのカメラを介して、3次元の設備モデルを現実空間に重ね合わせ、現実には見えない設備の場所を可視化することにも使える。壁を壊さずに配管場所を知りたい場合や建物が古く設備図面も残っていないケースで役立つ。

 他に、配管くんで取得した図面データを基に、配管形状や個数、単価から自動的に見積もりが作成され、その場で営業提案が可能な機能も搭載されている。


配置した設備を実際の画像と重ね合わせてAR表示 提供:弘栄設備工業
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