アスベスト調査時の試料採取を30秒に短縮 粉じん飛散を抑える専用工具:アスベスト対策
コバルテックは、アスベスト含有事前調査向けの試料採取工具「アスベストコアサンプラーACS」を現場検証パートナー10社に無償提供する。インパクトドライバーに装着し、集塵機と接続して使用する。
コバルテックは2026年9月3日、アスベスト含有事前調査向けの試料採取工具「アスベストコアサンプラーACS」を現場検証パートナー10社に無償提供すると発表した。募集期間は9月30日まで。小売価格は14万5860円(税込み)。
新製品は、手持ちのインパクトドライバーに装着し、アスベスト対応の集塵機と接続して使用する。集塵と同時に建材を削孔するため、粉じんの飛散を最小限に抑えられる。インパクトドライバーは18ボルト以上の機種を推奨している。
従来のハンマーとタガネを使う方法では約15分を要していた試料採取が、約30秒に短縮できる。キットには、径20ミリの「セメント系用」と「樹脂系用」の2種類のサンプラービットがセットになっている。採取した試料は円柱状のコアとなるため、採取後に建材の層の状態を確認しやすく、正確な層別分析が可能になる。従来の手法では削り取った試料が混在し、分析時に仕分け作業が発生する場合があった。
独自構造によるコア採取技術で特許を取得しており、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」にも登録されている。
現場検証パートナー制度では、石綿含有建材調査者の資格保有者が在籍する企業10社を募集する。当選した企業には、製品セットを無償提供する。なお、参加企業は実現場で使用した後に、使用感に関するアンケートに回答する流れだ。
コバルテックは、札幌市に本社を置くダイヤモンド工具メーカーで、建設関連分野向けに、切断、削孔、研削用工具を製造販売している。コアドリルで穴をあける際に発生する粉じんを抑制する「集塵機能付き製品」の開発にも注力し、作業環境の改善と安全性の向上に貢献している。
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