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U-NEXTが建設新会社を発足 年40万件の施工力でデータセンター需要を狙う産業動向

U-NEXT HOLDINGSは、グループ会社を統合して新会社「USENネクスト・エンジニアリング」を2026年9月1日に発足させる。約1000人の自社エンジニアと約800社の協力会社を束ね、データセンター領域など新たな建設需要を取り込む狙いだ。

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 動画配信サービス「U-NEXT」や店舗向けBGM配信「USEN」などを展開するU-NEXT HOLDINGS(ユーネクストホールディングス)は、建設とエンジニアリングの領域を次なる成長の柱と位置付け、グループ内の関連企業を大規模に再編する。

 2026年9月1日付で、USENテクノサービスを存続会社、USEN FIELDINGを消滅会社とする吸収合併を実施し、新会社「株式会社USENネクスト・エンジニアリング」を発足させる。年間約40万件の施工対応力を基盤に、通信や映像配信で知られる巨大グループが建設インフラ市場へ本格的に乗り出す。

年40万件の施工対応力を基盤に、設計から運用まで事業領域を拡大

USENネクスト・エンジニアリングのロゴ
USENネクスト・エンジニアリングのロゴ 出典:U-NEXT HOLDINGSプレスリリース

 U-NEXTグループはこれまで、全国の飲食店や小売店、オフィス、ホテルといった多様な現場へ施工や保守サービスを提供してきた実績を持つ。しかし現在、建設やエンジニアリングの現場を取り巻く環境は激変の渦中にある。

 慢性的な人材不足や案件の大型化や複雑化が進む一方、生成AIやクラウドサービスの普及に伴い、データセンター関連領域という巨大な新たな成長機会も拡大している。U-NEXT HOLDINGSはこうした環境変化を絶好のチャンスと捉え、今回の統合へと踏み切った。

 新会社は、USEN FIELDINGが持つ全国約130拠点と約1000人の自社エンジニア、約200社の協力会社に、USENテクノサービスが持つ高度な施工管理機能と約600社の協力会社ネットワークを結集させる。結果として、約1000人の自社技術者と約800社に上る強力な協力会社陣を束ね、極めて柔軟で強固な施工と保守の体制を構築する。

 強大なリソースを基盤に、「現場インフラプラットフォーム」構想も掲げる。これまでは施工や保守が中心だったが、上流の設計から下流の運用まで一気通貫でカバーする体制へと広げる。人材や技術、協力会社をネットワークで結び付け、多様化する現場のニーズに包括的に応えていく。

2社の現場施工力と協力会社ネットワークを統合し、「現場インフラプラットフォーム」を構築
2社の現場施工力と協力会社ネットワークを統合し、「現場インフラプラットフォーム」を構築 出典:U-NEXT HOLDINGSプレスリリース

 今後の成長戦略として、継続的な保守やメンテナンスを通じた安定的なストック収益基盤を強化し、急成長を続けるデータセンター市場など、新たな領域にも積極的に進出する。技術や人材、顧客基盤を一層強化するため、M&A(企業の合併・買収)も有力な選択肢として活用し、持続的な成長を追い求める。

USENネクスト・エンジニアリングの代表取締役社長に就任予定の大田安彦氏
USENネクスト・エンジニアリングの代表取締役社長に就任予定の大田安彦氏 出典:U-NEXT HOLDINGSプレスリリース

 新会社の代表取締役社長に就任する予定の大田安彦氏は、全国の店舗や施設の現場を支えるラストワンマイルが強みの1つとし、「その積み重ねのなかで築いてきたのが、全国約130拠点、自社エンジニア約1000人、協力会社約800社のネットワークだ。その現場力を次の成長へつなげるために発足するのが新会社だ」と説明する。

 将来ビジョンについては、「目指すのは、人材、協力会社、技術、案件を結び付ける現場インフラプラットフォームの構築だ。設計・施工・施工管理・保守・運用までを支える体制を強化し、継続的な保守・メンテナンスによるストック収益基盤の強化を進める。半世紀以上にわたり培ってきたラストワンマイルの現場力を、次の成長へ。私たちは、現場力を成長力へ変えていく」と抱負を語る。

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