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長谷工不HDの新会社「長谷工総合開発」7月1日から営業開始 コンセプトマンションやホテルなどを開発:産業動向
長谷工不動産ホールディングス傘下の新会社「長谷工総合開発」が2025年7月1日から営業を開始する。コンセプトマンションをはじめ、非住宅分野の物流施設や宿泊施設などの開発/買取再販/売買仲介を展開する。
長谷工不動産ホールディングスは、2025年2月14日に設立した収益不動産開発を行う新会社「長谷工総合開発」が、長谷工不動産と総合地所の一部事業を吸収分割で承継し、2025年7月1日から営業を開始すると発表した。
これまで長谷工不動産と総合地所は分譲マンションや賃貸マンションの他に、収益不動産開発事業として、長谷工不動産は「好きと暮らす」をテーマにした「コンセプトマンション事業(賃貸住宅)」、総合地所は物流倉庫やホテル、商業店舗など「非住宅分野の事業」を展開してきた。
2025年4月からスタートした長谷工グループ中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」では、「不動産事業の拡充と質的向上」を掲げている。そのため、長谷工不動産と総合地所がそれぞれ独自に行っていた収益不動産開発事業を統合し、事業推進体制の強化を図り、開発メニューやノウハウ/情報の共有を進め、さらなる躍進を遂げることを目指す。
具体的には、利便性の高いエリアでの賃貸マンション、クリエイターや自転車愛好者など特定ニーズに特化したコンセプトマンション「LIVWIZ(リブウィズ)」シリーズをはじめ、物流施設、宿泊施設などの開発、リノベーション再販などの買取再販、売買仲介などを手掛ける。
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