現場向け不安全行動検知AIを本格提供、セーフィー:現場管理
セーフィーとシンガポールのAilyticsは、建設/製造現場向け不安全行動検知AIの本格提供を開始する。クラウドカメラ映像をAIが解析し、危険エリアへの侵入や重機への接近などの不安全行動を自動検知する。JR九州と大林組の現場で実証を行い、有効性を確認した。
セーフィーは2026年7月24日、シンガポールのAilyticsと連携し、不安全行動検知AIソリューション「Ailytics(SF)」の本格提供を開始したと発表した。クラウドカメラで取得した映像をAIで解析し、危険エリアへの立ち入りやヘルメット未着用などの不安全行動を検知する。JR九州と大林組の工事現場で実証実験を実施し、安全管理の高度化や管理業務の効率化への有効性を確認した。
セーフィーは2026年4月に、Ailyticsとの戦略的業務提携を発表し、実証実験を進めてきた。今回、建設/製造現場における有効性が確認できたことから、正式にサービスとして提供を始めた。
Ailytics(SF)は、セーフィーのクラウドカメラとAilyticsの映像AI解析技術を組み合わせた安全管理ソリューション。「吊(つ)り荷下検知」「立入検知」「重機近接検知」「装備品未着用検知」「速度超過検知」の5つの不安全行動を24時間自動で検知する。安全管理者による現場巡回や映像確認を補完し、広範囲の現場や複数現場を同時に管理する場合でも危険な状況の見逃し防止を支援する。
AIが危険な状況を検知すると、前後5秒間の映像を自動で切り出し、管理者へ通知する。膨大な録画映像の中から該当シーンを探し出す必要がなく、迅速な是正指示や関係者への共有が可能となる。ダッシュボード機能では、検知したアラートやインシデントを一覧表示。発生件数や発生傾向を時系列で確認することで、経験や勘だけに頼ることなくデータに基づいた安全管理や継続的な安全改善につなげられる。
JR九州では2025年10〜11月の61日間、鉄道架道橋の新設工事現場で実証を実施。線路内への立ち入りや安全具の着用状況の確認、遠隔からの安全管理などを検証した。大林組では2026年2〜5月の120日間、仙台市役所建築JV工事事務所で実証を行い、吊り荷直下への侵入や重機への接近、立ち入り禁止エリアへの侵入などの機能を検証した。実証の結果、人による監視を補完しながら危険な状況を高精度に検知できることを確認し、録画映像の確認作業の省力化や安全管理の高度化につながる可能性を確認した。
セーフィーは今後、AIソリューションのラインアップ拡充を進め、危険の「検知」にとどまらず、事故の「予測」「未然防止」までを支援する安全管理への発展を目指す。
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