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点検業務をドローン×AIで劇的効率化 AccuverとENABLERのインフラ点検ソリューションJapan Drone 2026(1/2 ページ)

Accuverは「Japan Drone 2026」にENABLERと合同出展し、インフラ点検ソリューション「SIVION」を紹介した。非GPS環境下でのドローンの自律飛行、0.1ミリのひび割れを検知するAI、国交省様式のレポート自動生成までを一気通貫で支援するワークフローを示した。

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 Accuver(アキュバー)は、ENABLER(イネーブラー)と合同で、「Japan Drone 2026」(会期:2026年6月3〜5日、幕張メッセ)に出展した。

 Accuverは、無線ネットワーク最適化や電波測定、スモールセル、ローカル5G関連ソリューションなどを手掛ける企業だ。近年は、AI、LiDAR、自律飛行技術を組み合わせたインフラ点検ソリューション「SIVION(シヴィオン)」も展開する。一方のENABLERは、GNSSを中心とする高精度測位技術を強みとし、IoT時代のインフラ構築や国土インフラモニタリングを支援する。

 今回のブースでは、「インフラ点検は、AI解析の時代へ。」をコンセプトに、ドローンによる自動計測とAI損傷検出を組み合わせた点検支援ソリューションを紹介した。

AccuverとENABLERの合同展示ブース
AccuverとENABLERの合同展示ブース 写真は全て筆者撮影

非GPS環境下での点検を支援する「SIVION」シリーズ

 国内では、橋梁(きょうりょう)やトンネル、ダム、プラントなどの社会インフラで老朽化が進み、点検業務の効率化や省人化、安全性の向上が課題となっている。こうした現場課題に対して、Accuverが提案するのがSIVIONシリーズだ。

 SIVIONは、LiDAR搭載ドローンによる3Dモデル生成と、自動撮影、AIによる損傷解析を組み合わせた点検支援技術。橋梁点検では、LiDAR SLAMを用いて対象物周辺の3Dデータを取得し、点検箇所を指定すると飛行経路を自動生成する。ドローンで取得した画像はオルソ画像化され、AIがひび割れや剥離(はくり)、鉄筋露出、漏水/遊離石灰などの損傷を検出する。

 ブースで展示したSIVIONのドローンハードウェア3種類のうち、「SIVION Wing」は、橋梁下部などGPSが届きにくい環境での点検を想定したドローンモデルだ。機体上部に超高解像度カメラ、下部に回転型LiDARを搭載し、SLAM技術によって機体周辺の状況を把握しながら飛行する。カメラとLiDARモジュールを組み合わせることで、高所や狭所の画像データ、点群データの取得を支援する。担当者は「対象物から5メートル離れた位置から撮影して、約0.1ミリのひび割れを検出できる」と説明した。

施設点検向けドローン「SIVION Wing」。機体上部には、ソニーのフルサイズ業務用カメラ「ILX-LR1」を搭載している
施設点検向けドローン「SIVION Wing」。機体上部には、ソニーのフルサイズ業務用カメラ「ILX-LR1」を搭載している

 「SIVION Lite」は、屋内点検やモニタリングを想定した小型の自律飛行タイプ。GPS信号が届かない屋内空間でのデータ取得を想定している。展示されていた機体はモックアップで、担当者によるとリリースは2027年を予定しているという。

屋内点検やモニタリングを想定した小型ドローン「SIVION Lite」のモックアップ。2027年のリリースを予定
屋内点検やモニタリングを想定した小型ドローン「SIVION Lite」のモックアップ。2027年のリリースを予定

 「SIVION Wearable」は、ドローンが飛行しにくい狭所や屋内で、人が歩きながら3Dデータを取得するためのウェアラブル型デバイスだ。SIVION Wingと同様、高精度LiDARと高解像度カメラを装備する。

ウェアラブル型ソリューション「SIVION Wearable」。装着して歩くだけで、3D点群マップ作成用のデータを取得できる
ウェアラブル型ソリューション「SIVION Wearable」。装着して歩くだけで、3D点群マップ作成用のデータを取得できる

 性能の異なるドローンやウェアラブル型の機器を使い分けることで、現場条件に応じたデータ取得の選択肢が広がる。

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