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NECが大成建設に顔認証を用いた入退管理サービスを導入 CCUS就業履歴登録も促進:現場管理
NECは、大成建設に顔認証を用いた入退管理サービス「建設現場顔認証 for グリーンサイト」を導入し、入退管理の精度向上と作業工数削減につなげた。また、建設キャリアアップシステムへの就業履歴登録の促進にも寄与した。
NECは2026年3月23日、建設現場の入退場管理を顔認証で行う「建設現場顔認証 for グリーンサイト」を、大成建設に導入したと発表した。
現場作業員の入退管理は従来、紙の就労管理表への手書き記録が中心で、リアルタイムな状況把握が困難だった他、報告業務にも工数を要していた。現場では専用機器の設置スペース確保が難しいケースがあり、加えて建設キャリアアップシステム(CCUS)もカード未携帯者の多さから就業履歴の登録が進みにくい状況にあった。大成建設は建設現場における入退場管理の高度化と業務効率化を目的に、顔認証による入退管理サービスの導入を決めた。
建設現場顔認証 for グリーンサイトは、作業員が現場入退時にスマートフォンのアプリで顔認証を行う。作業員がいつ、どの現場にいるかをリアルタイムで把握できる。従来手作業で行っていた入退管理が本社/支店側で一元的に管理可能になり、集計や報告にかかる作業工数を大幅に削減した。
専用機器の設置を必要としないため、スペース確保が難しいリニューアル工事や新築工事の現場でも運用できる。機器設置に伴う初期コストの抑制にもつながった。
また、グリーンサイトとの連携により、顔認証を行うだけでCCUSデータが自動登録される仕組みを構築。既存の作業員データを活用できるため新規登録の手間も最小限に抑え、導入時の負担を軽減した。
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