長谷工が新築分譲マンションにICTサービス初導入、顔認証/着荷/共用施設状況などをアプリに集約:スマート化
長谷工グループは、マンション内に設置した各種ICT機器によるソリューションを統合し、1つのアプリで共用部の施設情報などにアクセスできる独自のマンション向けサービスを提供している。今回、長谷工不動産が分譲する「ブランシエラ海老名」に、新築分譲マンションとして初めて導入した。
長谷工グループは2026年2月26日、ICTを活用した独自のマンション向けサービスを、長谷工不動産の「ブランシエラ海老名」に導入すると発表した。新築分譲マンションへの導入は今回が初となる。
長谷工グループはライフタイルの多様化やセキュリティ意識の高まりなどを踏まえ、建物に設置したセンサーなどで収集した「暮らし情報」を活用する独自概念「LIM(Living Information Modeling)」を提唱し、サービスを開発してきた。これまで、新築賃貸マンションやシニア施設、既存分譲マンションなどに展開しており、2026年2月時点で12棟、2168戸にICTを活用したサービスを導入している。
ICTサービスは、マンション内に設置した各種ICT機器によるソリューションを統合し、1つのアプリで共用部の施設情報などにアクセスできる。ブランシエラ海老名では、エントランスの顔認証による解錠機能の他、共用施設(スタディールーム、ランドリーなど)の利用状況確認、荷物の着荷通知に加え、各種センサーを活用した建物内外の環境情報/建物振動の提供などを通じて、入居者の利便性向上や時間の有効活用につなげる。
長谷工グループは今後、今回の導入を通じて得た利用者の声や運用データを基に、ICTマンションサービスの機能拡張を進めるとともに、他社サービスとの連携を強化する。将来は、新築分譲マンションにとどまらず、地域全体の暮らしの最適化につながるソリューション展開を見据える。
ブランシエラ海老名は、RC造13階建て、総戸数228戸の分譲マンション。2026年1月に竣工した。間取りは1LDK〜4LDK、専有面積は48.48〜109.74平方メートル、設計・施工は長谷工コーポレーション。
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