マンション共用エントランスのオートロックをハンズフリー解錠、既存物件にも対応:スマート化
阪急阪神不動産とオプテックス、CoLifeは、阪急阪神不動産が展開する分譲マンション<ジオ>の入居者向けに、共用エントランスのオートロックドアをハンズフリーで解錠できるシステムを開発した。既築マンションにも簡単な工事で後付けできる。
阪急阪神不動産は11月7日、オプテックス、CoLifeと共同で、阪急阪神不動産が展開する分譲マンション<ジオ>の入居者向けに、共用エントランスのオートロックドアをハンズフリーで解錠できるシステムを開発したと発表した。既築マンションにも簡単な工事で後付けできる。ジオの入居者向けアプリ「geo life support」の新機能として、2025年に追加する予定。
新システムは、オートロックドアのセンサーを、オプテックスの「OMNICITY(オムニシティ)」対応製品に交換/追加設置する簡易な工事のみで導入可能。OMNICITYは、自動ドアセンサーにビーコン機能を追加することで、対応アプリを搭載したスマートフォンと自動ドアセンサーの間で通信を行えるソリューションだ。
geo life supportの構築/運用を手掛けるCoLifeがアプリにSDK(OMNICITY Key SDK)を実装。ユーザーがアプリをインストールしたスマートフォンを所持した状態で自動ドアのセンサーの検知範囲に入ると、アプリとセンサー、アプリのクラウドが通信を開始し、認証が完了すればオートロックドアが解錠される仕組みだ。
新システムの導入で、荷物を両手に持っていたり、子供を抱えていたりしても、鍵を取り出すことなくオートロックドアの解錠が可能になる。阪急阪神不動産は今後、新規物件への導入の他、既存の管理組合にも導入を提案していく。
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