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ロボット工学第一人者の石黒浩氏と長谷工の“生きている家” 現代人が失った自然の気配を五感で感じる暮らしスマートハウスの概念を変える家(1/4 ページ)

長谷工コーポレーション初のコンセプトハウスとなる感性を取り戻す住まい「ivi house」が、細田工務店や多数のクリエイターの協力を得て、東京都杉並区で完成した。コンセプトは、ロボット工学の第一人者で知られる大阪大学大学院 教授の石黒浩氏が考案。暮らしの中で自然と調和する生命を宿した家を、現代の先端技術と建築の融合で具現化した。

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 長谷工コーポレーション初のコンセプトハウス「ivi house(アイヴィハウス)」が東京都杉並区で完成した。プロジェクトには、2020年に完全子会社化した細田工務店、ロボット工学博士で大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授の石黒浩氏、クリエイティブディレクターの菊地あかね氏らが参画。2025年5月8日には内覧会を催し、これまでの効率性や利便性だけの追求ではなく、生命を宿した住まいが人と調和するスマートハウスを体感した。

「操作する家」からスイッチやリモコンに縛られない「共に呼吸する家」へ

「ivi house」の外観
「ivi house」の外観 提供:長谷工コーポレーション

 ivi houseの名称は、「Living」から「ivi(アイヴィ)」の3文字を採り、「生きる」と「人と人」「人と空間がつながる」の思いを込めて命名した。50年を超える集合住宅づくりに携わってきた長谷工コーポレーションが、「効率化と利便性を追求するあまり、現代では失われてしまった自然の気配を五感で感じる暮らし」を再現。心と体を静かに整え、自分自身を取り戻せる空間の提供を目指した長谷工コーポレーションの新たな住宅提案「ivi project」の第一弾となる。

 「操作する家」から「共に呼吸する家」へを掲げ、現代の技術と建築の融合でスイッチやリモコンに縛られることなく、人の感性に働きかける23基のIoT人感センサーと光、音、香りなどの住空間の要素が連動し、日常生活と自然が呼吸するようにつながる暮らしを再構築した。室内では“生命を宿した住まいが人と調和する”のテーマのもと、光、音、香りを通じて家が生きているように振る舞う。

夜の「ivi house」
夜の「ivi house」 提供:長谷工コーポレーション

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