ニュース
万博解体工事に廃食油由来の燃料「B100」供給、富士興産:大阪・関西万博
富士興産は、鴻池組が進める大阪・関西万博の解体工事を対象に、バイオディーゼル燃料「B100」を供給している。鴻池組は、万博の建設工事でもB100を使用しており、軽油代替燃料を着工から解体まで一貫して使う、サーキュラエコノミーの大規模事例となる。
富士興産は2026年2月4日、鴻池組が進める大阪・関西万博の解体工事を対象に、バイオディーゼル燃料「B100」を供給していると発表した。
今回供給したB100は、鴻池組の従業員やグループ企業、飲食店などのサプライヤーが排出した廃食油を植田油脂が回収し、バイオディーゼル燃料に精製した。富士興産が万博関連工事現場へ供給し、CO2排出量の削減と廃棄物の有効利用を同時に進めるサーキュラーエコノミーの実践例となる。
富士興産は、岸和田製造所、野田製造所、姫路製造所でバイオディーゼル混和を製造している他、佐野製造所にもB100の精製拠点を有し、複数拠点の製造や供給体制を整備して安定的に供給している。今後は供給エリアや用途を拡大し、低炭素化を志向する顧客への提案を強化する方針だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
大阪・関西万博の解体現場で鴻池組がバイオ燃料活用、建設から解体まで一貫利用
鴻池組は、大阪・関西万博の解体工事現場で、建設工事から解体工事まで一貫して自社回収廃食油由来のバイオディーゼル燃料「B100」を活用している。
トンネル内の薄型円形水路にCO2吸収コンクリート適用、総延長1200メートル
鴻池組は、和歌山県発注の「すさみ古座線(仮称2号トンネル)道路改良工事」で、CCU材料「Kcal」を混合したCO2吸収コンクリート「Kcrete N(ケイクリートN)」を、山岳トンネル内の薄型円形水路に適用した。
建機に廃食油由来のバイオ燃料使用、鹿島建設が北海道の工事現場に導入
鹿島建設は、北海道内の工事現場でバイオディーゼル燃料を混合した軽油の使用を開始した。燃料の製造と供給は出光興産とエア・ウォーターが担う。
“廃食用油”から製造したバイオ燃料の建機への適合性を初実証、西松建設
西松建設は、廃食用油から製造した次世代型バイオディーゼル燃料の建設機械への適合性を初めて実証した。
CO2排出量を110%削減するプレキャストコンクリート製造技術を開発、鴻池組とケイコン
鴻池組とケイコンは、環境配慮型コンクリート「Kcrete」を用いたプレキャストコンクリート製品の製造技術を共同開発した。ケイコンの京都工場で製造したところ、強度発現性や生産性が従来品と同レベルなことを確認している。
出光の次世代バイオ燃料を大林組の建設現場で検証 油圧ショベルの軽油代替で2025年に外販
出光興産、大林組、松林は、建設現場の油圧ショベルに、軽油の代替燃料としてCO2削減効果のあるバイオ燃料「出光リニューアブルディーゼル」を使用し、調達から運用までの検証を進め、2025年中には外販も予定している。