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建設職人紹介の全建が三島信金と業務提携 中小企業の担い手不足を解消:産業動向
職人の人材紹介事業を展開する一般社団法人の全国建設人材協会は、三島信用金庫と業務提携を締結した。三島信金の取引先で多い人材不足に悩む中小建設業向けに、職人紹介と職人スカウトのサービスを提供すると共に、企業カウンセリングや若手未経験または専門人材のマッチングを行う。
全国建設人材協会(全建)は2026年1月22日、三島信用金庫と業務提携契約を締結した。
全建は2013年の設立で、会員は建設業の大企業をはじめ、中小企業、一人親方、業界団体から成る。建設人材の高齢化や若年層の不足といった担い手不足と労働環境の改善を目的に、労災保険加入促進に加え、株式会社では許可が下りない現場作業を伴う建設技能者を紹介できる「建設業務有料職業紹介」の許可を取得。2021年から職人に特化した有料の職業紹介を展開し、約550人の求職者を正社員雇用として就業に導いた。
2025年11月には、建設業界に特化したダイレクトリクルーティングサービス「職人スカウト」を開始し、若手人材を中心に求職者と企業とのマッチング機会を創出している。
ただ、今までは求職者や企業に職人紹介事業や職人スカウトのサービス認知が十分ではなかった。また、三島市に本店を置く地域密着型の三島信金は、取引先の多くを占める建設業の中小企業から人手不足に関する相談が多く寄せられていた。
そこで今回の提携により、三島信金のネットワークを最大限に活用した全建サービスの周知拡大と、取引先企業に職人紹介事業とダイレクトリクルーティングサービス「職人スカウト」を提供する。さらに、企業へのカウンセリングや若手未経験者や専門性の高い人材とのマッチングも直接行う。
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