日立の次世代コネクテッドエレベーター2026年4月発売、仮復旧機能や省エネ機能を搭載:次世代のスマートビル(2/2 ページ)
日立製作所と日立ビルシステムは、標準型エレベーター「アーバンエース HF」の次世代コネクテッドモデル「アーバンエース HF Mirai」を2026年4月に発売する。スマホでカゴ呼び出しによる待ち時間の短縮に加え、災害発生時の迅速な復旧や運転時に発生する回生電力の再利用など、ビルの資産価値を向上させる機能を備える。
スマホでカゴ呼び出しやロボット専用運転への切り替え
ビル内移動の利便性を高めるDX機能も強化し、オプションでスマートフォンのBluetooth認証と連動した非接触のカゴ呼び出しやエントランスの自動解錠、ロボットとの接続で専用運行に切り替えられる連携機能も実装した。
カゴ内には標準でIPカメラを設置し、液晶インジケーターに高解像度の映像を表示。アナログカメラでは判別が難しい場面でも、人物の顔や細かな動作まで鮮明に記録し、記録日数も3日間から最大7日間へ拡張したため、トラブル発生時の証拠映像に役立つ。
カゴ内のインフォメーションでは、従来モデルの8.4インチよりも大型の12.1インチ液晶インジケーターで、ニュースや天気予報、緊急時の4カ国語ガイダンスを放映する。
また、エレベーター到着と同時に戸が開く「ランディングオープン」と、乗車率に応じてエレベーターの最高速度を自動調整する「可変速ドライブシステム」も搭載し、待ち時間や乗車時間を短縮する。
デザインは、プロダクトデザイナーの深澤 直人氏が代表を務めるNAOTO FUKASAWA DESIGNが監修。木目調や石目調の新意匠で建築インテリアとの調和を図った。大型液晶や継ぎ目の少ない操作盤を組み合わせ、上質な内装が特徴となっている。
事務所や商業施設向けの乗用エレベーターは、つり合いおもりを背面側に配置できる。昇降路内法寸法(間口方向)を8〜14%短縮し、建築設計の自由度が向上する。
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