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アンドパッドとセーフィーが協業、建設現場の遠隔管理を推進:遠隔監視
アンドパッドとセーフィーが協業を開始した。「ANDPAD遠隔臨場」とセーフィーのクラウドカメラを連携させることで、建設現場の遠隔管理を推進する。
アンドパッドは2025年11月19日、クラウド録画サービスを提供するセーフィーと協業を開始したと発表した。クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD遠隔臨場」とセーフィーのクラウドカメラ/映像ソリューションを連携させることで、遠隔での現場管理を推進すると同時に、業務効率化や品質向上、移動時間の削減などを支援する。
セーフィーは2017年12月に電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画カメラ「Safie GO」の提供を開始し、2024年2月からは全方位を視覚なく俯瞰できる「Safie GO 360」も展開している。
今回の連携により、Safieのカメラ情報とANDPADの各現場情報をひも付けて管理可能になり、ANDPAD上から現場映像をシームレスに閲覧できるようになった。元請け企業だけでなく、協力会社を含めた関係者全員が、担当現場に設置されたカメラ映像をいつでも確認できる。映像は現場を横断して一覧で把握することも可能だ。
対象機種は、Safie GOシリーズとSafie Pocketシリーズ。アンドパッドによる取次販売も予定している。
アンドパッドは、これまでも複数のカメラメーカーとの連携を進めてきた。今後も各種カメラ製品との連携や機能拡充を通じて、建設DXによる業界課題の解決を支援していく。
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