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リコーが「施工体制・就業履歴管理サポートパック」の提供開始、複合機やスキャナーと連携現場管理

リコージャパンは、施工体制の管理台帳作成と就業履歴管理を効率化するソリューション「施工体制・就業履歴管理サポートパック」の提供を開始した。複合機やスキャナーとEDWアプリケーション「Scan to ケンテム」との連携で、書類スキャンやファイル整理、二重入力作業の手間を削減する。

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 リコージャパンは2025年10月15日、施工体制台帳作成と就業履歴管理を効率化するソリューション「施工体制・就業履歴管理サポートパック」を提供開始したと発表した。リコー製複合機や業務用スキャナーと、建設システムのクラウドアプリケーションを連携させることで、煩雑な書類スキャンやファイル整理、二重入力作業の手間を削減する。

複合機やスキャナーとの連携で建設業務を効率化

 具体的には、リコージャパンのA3複合機「RICOH IM C6010SD」製品群やスキャナー「RICOH fi Series」を用い、不定形サイズの帳票類の一括スキャンが可能だ。さらに、EDWアプリケーション「Scan to ケンテム」を通じ、建設システムのクラウドサービス「施工体制クラウド」とも連携し、スキャンデータをそのまま保存できるため、ファイル整理が不要になり、施工体制台帳の添付書類の電子化が実現する。

 さらに、施工体制クラウドから建設システムの就業履歴管理クラウド「KENTEM-CareerLog」を経由することで、「CCUS(建設キャリアアップシステム)」への情報登録もでき、書類の電子化から就業履歴管理までの一元化したワークフローを構築できる。

 建設業者は、工事ごとに施工体制台帳を作成し、提出することが義務付けられている。従来は紙書類のファイリングが一般的だったが、国土交通省が2021年に仕様書を改定し、電子データでの提出が主流となりつつある。しかし、異なるサイズや形式の添付書類を1枚ずつスキャンして整理する作業が大きな負担だった。

 また、同様の作業員情報をCCUSにも別途登録する必要があり、台帳作成とCCUS入力を別々に行う二重作業が現場の効率を損ねていた。

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