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御堂筋に次代の“ゲート”を開く、29階建て複合ビル「淀屋橋ゲートタワー」2026年開業:プロジェクト(2/2 ページ)
大和ハウス工業や住友商事、関電不動産開発が開発を進める、大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅直結の29階建て高層複合ビルの名称を「淀屋橋ゲートタワー」に決定した。2025年12月の竣工、2026年の開業を予定している。
「LEED」のGold認証取得も見込む
建物の構造と規模は、地下2階/地上29階建て(高さ約135メートル)、延べ床面積約13万2330平方メートル。フロア構成は地下2階を駐車場、地下1〜2階を地下鉄駅と接続する商業施設、3〜9階を低層オフィス、12階以上を構想オフィスとする。
都市計画・事業コンサルタント・設計・監理は日建設計が手掛け、高さ50メートルの基壇部上に、オフィス主体の重厚感あるタワーフォルムが立ち上がる設計とした。環境配慮にも注力し、国際的な建築物環境性能認証「LEED」のGold認証取得を見込む。施工は大林組が担当し、2022年11月の着工、2025年12月の完成を目指して建設を進めている。
建物名称には、大阪ビジネスシーンやグローバル化の「「起点(=GATE)」となる意志を込め、基壇部に重心を感じる建物のフォルム、外観に施した格子窓の意匠も「門(=GATE)」としての重厚さを表した。
基壇部最上階の11階には一般開放する屋上庭園に加え、サービス付レンタルオフィス事業を展開するSYNTHが運営する延べ800平方メートル超のサービスオフィス「SYNTH ビジネスセンター淀屋橋(仮称)」、プラスとカルチュア・コンビニエンス・クラブの600平方メートル超の広さとなるシェアラウンジ「SHARE LOUNGE 淀屋橋 with PLUS(仮称)」も設ける。
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