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首都高日本橋地下化と5つの再開発で東京に“水都”誕生、幅100m×長さ1.2kmの日本橋リバーウォークプロジェクト(1/2 ページ)

首都高の日本橋区間1.8キロ地下化と5つの周辺再開発で、日本橋川沿いに東京の“水都”が誕生する。5つの再開発によるエリア名称は「日本橋リバーウォーク」で、2040年度の高架撤去後には日本橋が空を取り戻し、幅100メートル×長さ1.2キロにわたり、失われた景観と水辺環境を再生して新たな都市空間が創出される。

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 日本橋川沿いのエリアマネジメント法人、5つの再開発を推進する事業者、首都高速道路(首都高)は2025年6月11日、日本橋エリアの街づくりを推進する法人組織として「一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメント」が2025年4月1日に発足したと発表した。

 今後、首都高日本橋区間の地下化と再開発を一体で進め、2040年頃には日本橋上空に高架が無くなることで空と川が接し、幅約100メートル、長さ1200メートルにわたる川沿いの東京の新たな顔となる水辺空間が東京駅近くに生まれる。

“水都”としての東京の新しい顔となることを目指す「日本橋リバーウォーク」

江戸橋上空から首都高速道路の高架橋が撤去された「日本橋リバーウォーク」を望む
江戸橋上空から首都高速道路の高架橋が撤去された「日本橋リバーウォーク」を望む 提供:三井不動産

 日本橋リバーウォークは、川幅含め幅約100メートル、長さ1200メートルに及ぶ広大な親水空間と川沿い歩行者ネットワークを中心に、5つの再開発区域とその周辺一帯を指すエリア名称。新法人は、プロジェクト全体の壮大な構想を実現する中核組織となる。

日本橋リバーウォークで計画中の5つの再開発事業
日本橋リバーウォークで計画中の5つの再開発事業 提供:三井不動産

 現在は、国、東京都、中央区、首都高、再開発事業者、地域が一体となって、首都高の地下化と5つの再開発が互いに連携し、空と川に開かれた街づくりを進めている。5つの開発区域を合わせた面積は約11ヘクタールで、日本橋/八重洲エリアが東京の“水都”としての新しい顔となることを目指す。

2025年現在の日本橋付近の景観イメージ(左)、2040年ごろの首都高高架橋が撤去された後の景観(右)
2025年現在の日本橋付近の景観イメージ(左)、2040年ごろの首都高高架橋が撤去された後の景観(右) 提供:三井不動産

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