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「門真市」駅前で再開発計画、510戸のマンションなど前田建設らで2028年度着工:プロジェクト
大阪府門真市の「門真市」駅前で、再開発計画が始動する。対象地は門真プラザと駅前広場を含む2ヘクタールで、高さ162メートルの高層マンションと商業施設の2棟を2032年度の竣工を目指して2028年度に着工する。
「門真市」駅前で計画している再開発事業で参加組合員の野村不動産、東急不動産、京阪電鉄不動産、旭化成ホームズは、大阪府から2025年6月4日に再開発組合の設立認可を受けたと発表した。特定業務代行者には、前田建設工業が代表企業として加わり、2028年度の建設着工、2032年度の竣工を予定している。
総延べ床面積は約7.2万m2で510戸の高層マンションと商業施設
計画地は、京阪本線と大阪モノレールの「門真市」駅前に位置する大阪府門真市新橋町3番。1973年に竣工した「門真プラザ」跡地と駅前広場を含めた約2ヘクタールが対象となる。
耐震性などの課題がある既存建物に代わり、住宅約510戸の高層マンションと、商業施設や駐車場などで構成する複合施設を整備する。建築面積は6184平方メートル、総延べ床面積は約7万2166平方メートル。最高高さは約162メートル。
再開発の方針としては、子育て世代から高齢者までを対象に、さまざまな世代が安心して暮らせる住環境を整備する。門真市駅と連携した歩行者動線も設け、駅前広場も再整備することで、回遊性と賑わいが両立する空間を形成する。
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