ニュース
千葉・印西のデータセンター「TOK1」で40MW規模の新棟着工、AirTrunk:プロジェクト
AirTrunkは千葉県印西市にある300MW超のデータセンターで、40MW規模の新棟建設に着手した。国内のAIとクラウドをけん引する
オーストラリアのデータセンター専門企業AirTrunk Operatingは2025年6月19日、日本最大規模のハイパースケールデータセンター「TOK1」で、新棟の建設に着工し、地鎮祭を執り行ったと公表した。新棟の電力規模は、40MW(メガワット)超となる見通しだ。
TOK1はAirTrunkの国内初となるデータセンターとして、千葉県印西市で2021年11月に開設し、主に東京エリアのクラウドサービスを支え、段階的に拡張工事を進めている。広大な13万2500平方メートルの敷地には66キロボルトの敷地内変電設備を備え、総容量300MW超を安定的に供給している。
国内には他に東京の「TOK2」と大阪のOSK1の2つのデータセンターを運用しており、合わせると総容量430MW以上となり、日本のクラウドとAIをけん引する役割を担う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
大和ハウスが千葉ニュータウンで延べ23万m2のデータセンター団地を開発
大和ハウス工業は、千葉県印西市の千葉ニュータウンで、2018年3月に千葉県と都市再生機構から購入した工業団地の敷地面積約42万平方メートルのうち、約23万5000平方メートルの敷地をデータセンター団地として開発を進めている。ESR初のデータセンターが大阪市住之江区で着工、IT電力容量は19.2MW
ESRは、大阪府大阪市で開発を進めているデータセンター「ESR コスモスクエア OS1」の地鎮祭を2022年11月7日に行った。延べ1万m2のサーバルームを設けるデータセンターを京都府で開発、NTT
NTTは、NTTグローバルデータセンターを通じ、総額約400億円を投じて、京都府内で「京阪奈データセンター(仮称)」の計画を進めている。なお、京阪奈データセンターでは、NTTコミュニケーションズが2025年度下半期にサービスの提供を開始する。大林組が都市型DC事業に参入、10年で1000億円投資 31年度に40MW級のDC群構築
大林組は、データセンターを開発/運用する新会社「MiTASUN」を設立し、都市型DC事業に参入する。第1弾のDCを2028年度に東京都港区に開設する他、すでに都内で第2弾の用地も確保。今後10年以内に総額約1000億円を投じる。ジョンソンコントロールズが新設した「データセンター戦略室」に聞く、過去2年で2倍の受注量となったDC建設/保守の強み
ジョンソンコントロールズは、データセンター(DC)のビルオートメーションシステム(BAS)や自動制御設備の設計・施工を統括する「データセンター戦略室」を社内に新設した。省エネ、セキュリティ、BCPなど多様化する顧客の要望に対し、データセンターの基本機能を踏まえた上で、求められるサービスを効率よく提供することを目指す。- 大阪府茨木市にNTTデータの大規模データセンター2棟建設、2025年秋着工