ニュース
鎌倉の東海道線新駅近く「中外製薬」工場跡地で商業施設着工 三菱商事都市開発と長谷工:プロジェクト
三菱商事都市開発と長谷工コーポレーションは、神奈川県鎌倉市梶原の中外製薬工場跡地で、スーパーマーケットとホームセンターを核とする商業施設の新築工事に着手した。設計・施工は福田組で、完成は2026年夏。近隣では、JR東海道線として107年ぶりの新駅「村岡新」駅が2032年に開業する。
三菱商事都市開発と長谷工コーポレーションは2025年4月15日、神奈川県鎌倉市梶原で「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」の新築工事に着工したと発表した。2026年夏の竣工を予定している。
設計・施工は福田組、S造2階建て延べ2万m2
計画地は、長谷工コーポレーションが2022年に取得した中外製薬工場跡地にあたる。後に三菱商事都市開発も一部の敷地を取得し、両社共同でスーパーマーケットとホームセンターを核とする商業施設を開発する。建物規模は、鉄骨造2階建て、延べ床面積は約1万1996平方メートル。設計・施工は福田組が担当する。
地名地番は神奈川県鎌倉市梶原字古川240番地内で、敷地面積は約1万5225平方メートル。湘南モノレール「湘南深沢」駅から徒歩7分の場所に位置する。また、計画地の北側では、都市再生機構(UR)による「村岡・深沢地区土地区画整理事業」が進行中で、JR東海道線では107年ぶりとなる新駅「(仮称)村岡新」駅が2032年に開業を控えている。新駅予定地から約1キロ圏内のため、将来にわたる周辺地域の賑わい向上も期待されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
プロジェクト:渋谷の宮益坂下交差点で1.4haの大規模再開発 2431億円で180mオフィスビルなど2027年度着工
東京都渋谷区の宮益坂で、新たな再開発プロジェクトが始まる。総事業費2431億円を投じ、超高層33階建てのオフィスビルや7階建ての商業施設などを新設。2027年度にも工事着手し、2031年度の完成を見込む。海外プロジェクト:「大英図書館」再開発に三井不が参画 総事業費2000億円超で2026年着工
三井不動産は、英ロンドンの大英図書館再開発に参画する。新館建設や図書館の整備など、公共貢献を含む総事業費2000億円を超える複合開発で、総延べ床面積は約9万6528平方メートル。デベロップメントマネジャーはStanhope、建築デザインはRSHPが決定しており、2026年の着工、2032年の竣工を見込む。プロジェクト:JR常磐線「北小金」駅南口の再開発が始動 住宅379戸など2028年度に竣工
北小金駅南口東地区市街地再開発組合と野村不動産、長谷工コーポレーションは、千葉県松戸市の「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画について、千葉県知事の認可を取得したと発表した。プロジェクト:内幸町一丁目再開発で南地区の大規模複合ビル着工 46階、延べ約29万m2の「サウスタワー」整備
第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社が東京都千代田区で開発を進める「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」が、2025年4月1日に着工した。産業動向:丹青社と米Autodeskが戦略的提携を更新 BIM全社展開を経て次なるステージへ
丹青社と米Autodeskは、2022年に締結した「戦略的提携に関する覚書」を2.0に更新した。丹青社は、これまでにBIMの全部署での展開と実プロジェクトでの導入を進めてきた。新たな提携により、設計と制作のBIM連携を強化し、プロジェクトを横断したBIMデータ活用にも取り組む。