建設DXやスマートシティーなど3領域で連携、きんでんとミックウェアが資本業務提携:産業動向
きんでんとミックウェアは資本業務提携契約を締結し、「デジタルコンストラクション」「次世代モビリティサービス」「スマートシティー」の3領域で新事業の創出を目指す。
きんでんと車載ナビゲーションソフト開発を手掛けるミックウェアは2024年2月26日、資本業務提携契約を締結した。両社の強みを掛け合わせ、建設DX、スマートシティーといった新たな事業領域を開拓する。
提携を通じて取り組む新たな領域は「デジタルコンストラクション事業」「次世代モビリティサービス事業」「スマートシティー事業」の3つ。
建設分野では深刻化する担い手不足や資材価格高騰などの課題に対し、両社のインフラ構築力とICTを組み合わせてDXを加速させ、生産性向上を図る。次世代モビリティサービスの領域では、きんでんが有するエネルギーマネジメントの知見とミックウェアの位置情報技術を連携。電動化や公共交通の維持が求められる地域で環境負荷の少ないモビリティサービスを創出する。スマートシティー分野ではIoTやICTを活用し、地域特性に即した都市機能の最適化を推進することで持続可能な社会の実現を目指す。
両社は今後の新規事業を通じて蓄積される膨大なデータを基に、異業種も含めた協業体制の整備や多様なデータを分析可能なデータプラットフォームの構築も見据えている。
両社は2020年、きんでんのエネルギーマネジメントサービス「EMS-AI」へのIoT通信技術「Sigfox」活用の共同研究で協業を開始。2022年には関連技術の特許を共同取得し、2023年にエネルギー/環境データ伝送サービスを実用化した。2025年4月開幕の大阪・関西万博では共同実証実験も予定している。
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