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鉄骨専用CADと連動、3Dで積載シミュレーション 鋼材運搬向けソフト開発:CAD
データロジックは、自社の鉄骨専用CADシステム「S/F REAL4」と連動する鋼材運搬ソリューションの販売を開始した。
データロジックは2025年2月17日、自社の鉄骨専用CADシステム「S/F REAL4」と連動する鋼材運搬ソリューション「S/F出荷計画」の販売を開始したと発表した。
新製品は、REAL4のデータから「建方工区」「階」「節」などを含む製品情報や3Dモデルを取得。出荷/搬入の予定日を簡易的な操作で設定できる他、運搬に必要なトラックの車種や台数を、鋼材の長さや重量を考慮して自動計算する。また、3D積込シミュレーション機能も搭載し、複雑な形状の鋼材でも事前に積載位置を検討可能。重心や干渉状況も可視化できる。
出荷予定日や時刻はカレンダー形式で管理。Google MAPと連動して出荷場所から現場までの距離や時間を算出し、運転手の稼働時間も予測できる。出荷表には車両ごとの積載製品や荷姿を掲載。さらに、運送業者や元請けに提出する発注書や資料の自動作成機能も備えている。
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