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建設業向けToDo管理ツール開発、属人化を解消し現場担当者の負担軽減 KENTEM:製品動向
KENTEMは、現場とバックオフィス間の業務連携を効率化する建設業向けのタスク管理ツール「KENTEM-ToDo」を開発した。
KENTEM(建設システム)は2025年2月25日から、建設業向けのタスク管理ツール「KENTEM-ToDo」の提供を開始する。Webブラウザ上で業務を可視化し、書類作成などの作業分担を効率化することで現場担当者の負担を軽減する。
KENTEM-ToDoは、現場とバックオフィス間の業務連携を効率化する施工管理ソフト。進捗状況や残日数などを一目で確認でき、業務の遅延や漏れを未然に防止する。また、タスクの可視化により、従来は現場担当者が負担していた業務を他の社員に容易に分担/共有可能とすることで、業務の属人化解消につなげる。
建設業に特化したマスターサンプルを実装しており、会社や現場独自の要件に応じたカスタマイズも可能だ。経験の浅い若手技術者でもマスターを見ればどの書類を作成する必要があるか明確になる。
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