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トヨタが建設現場の働き方を変える“トレーラーハウス”を提案 2024年問題の有効策に: 第9回 JAPAN BUILD TOKYO(2/2 ページ)
トヨタは新規事業で、建設現場向けに移動型の現場事務所や休憩室となる一般車でけん引可能なトレーラーハウスを提案する。事務所と現場間の移動時間を削減するとともに、隙間時間の有効活用が可能になり、建設現場の2024年問題対策や働き方改革が実現する。
IT環境を持ち込めば、オフィスの当たり前が現場にも
車内は立って歩ける1870(幅)×1907(高さ)×2925(奥行き)ミリの広さで、3〜4人でも圧迫感を感じない。電力は外から供給する必要があるが、LED照明や冷暖房も完備し、休憩室や更衣室の用途でも年間を通じて快適に過ごせる。
オフィスと同等のIT環境を用意すれば、モバイルデバイスだけでは難しいCAD/BIM作業なども現場でスムーズに進められる。また、車体側面にデジタルサイネージを取り付け、朝礼時の情報共有や安全注意喚起、工程表などを表示すると現場の情報拠点にも成り得る。
新事業企画部の担当者によると、まだ正式リリース前の段階だが、既に建設会社でフレキシブルな現場事務所として利用されているという。他にも、災害時の現場指揮所や一時避難場所としての利用も見込まれている。
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