ホーチキのセキュリティシステムとアジラのAI警備システムが連携、警備/施設管理業務を効率化:FM
ホーチキと行動認識AIを開発するアジラは業務提携を開始した。今後、ホーチキのセキュリティシステムとアジラのAI警備システム「AI Security asilla」の連携による施設運用の高度化や、両社顧客へのセキュリティソリューション提案、ホーチキによる「AI Security asilla」販売に取り組む。
ホーチキは2024年12月2日、行動認識AIを開発するアジラと業務提携を開始すると発表した。今後、ホーチキのセキュリティシステムとアジラのAI警備システム「AI Security asilla」の連携による施設運用の高度化や、両社顧客へのセキュリティソリューション提案、ホーチキによる「AI Security asilla」販売の3点に取り組む。
行動認識AI技術を利用、コストを削減しながらセキュリティを強化
行動認識AI技術を利用したアジラの警備システムは、リアルタイムでのモニタリングと異常検知を可能にし、迅速な対応を支援する。また、データ分析により人の動線や設備の使用状況を把握し、無駄のない効果的な管理を実現。警備コスト削減とセキュリティ強化に加え、施設運営の効率に寄与する。
業務提携では、AI Security asillaと、商業施設やオフィスビルなどで運用中のホーチキのセキュリティ機器/施設管理機器を連携し、現在行われている警備/施設管理業務の大幅な効率化を目指す。また、両社のプロダクトを利用している顧客企業の利便性を向上させ現場負荷の低減や業務品質の改善を図る他、相互送客やプロダクトの代理販売などを行い両社の営業効率を高めていく。
さらに、カメラ市場のコモディティ化が進み製品の差別化が難しくなる中、ホーチキはアジラとの連携を通じて、顧客に対する包括的で最適なセキュリティソリューションの提供を目指す。
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