ニュース
建設事業者マッチングサイトに「地図で検索」を追加 現場で協力会社探しが可能に:現場管理
BRANUは、建設事業者向けマッチングサイト「CAREECON」に「地図で検索」機能を追加した。現在地や自社の住所などの周辺を対象に、サイトに登録している建設事業者を地図上で視覚化し、協力会社探しや競合調査に役立つ。
BRANUは2024年10月31日、建設事業者向けマッチングサイト「CAREECON(キャリコン)」に「地図で検索」機能を追加したと発表した。
CAREECONは、建設業の協力会社探しや案件の受発注ができる建設事業者向けマッチングサイト。既に50万社超の建設事業者が登録しており、仕事を依頼するうえで重要な信頼性をスコアリングで評価することで、不安のない取引が可能となる。
新機能は、現在地や自社の住所、指定したエリアの周辺で、CAREECONに登録している建設事業者を地図上で視覚化する。自社の周辺で、仕事やつながりを求めている企業を一目で把握可能で、現場周辺でも建設事業者を容易に検索できるため、迅速に適切な事業者を見つけられる。
建設業の多くは地元の需要に基づいて活動するため、商圏が限られるローカルビジネスに分類されることが多い。工事現場や作業現場へのアクセス、地域の規制や建築基準、地元企業とのネットワークも重要なため、商圏エリアにどんな会社があるかを正しく把握することが大切とされる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デジタルツイン:東急建設が駅工事のデジタルツインにMatterport活用 時間軸を加えた「4D-CIM」の施工検討も
東急建設は、マーターポートが提供するMatterportのデジタルツインソリューションを導入し、鉄道工事やインフラ建設の入札プレゼンから、設計、施工までのプロセス横断で有効活用している。図面のない現況調査や施工の出来形管理を現場のデジタルツイン化で効率化した他、未来の時間軸も加えた4Dシミュレーションによるフロントローディングも模索している。 - CIM:土木設計者の“ワザ”をBIM×AIで次世代につなぐSaaS MalmeがICCのスタートアップ登竜門で優勝
土木設計をBIM×AIで自動化するSaaS「Structural Engine」を開発したスタートアップ企業のMalmeは、「ICCサミット KYOTO 2024」の「STARTUP CATAPULT」で優勝した。MalmeはStructural Engineで、ベテラン土木設計者の経験則に基づく図面や計算書の作成をBIM×AIで代替し、人手不足や技術継承の課題解決につなげることを目指している。 - メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024:排気口の位置を変えるだけで3度の温度差 5分で使える国産の熱流体解析シミュレーション
あらゆる建築物は、定期的なメンテナンスとともに照明や空調の設備改修が必要となる。空調や換気に関しては、アドバンスドナレッジ研究所が開発した純国産の熱流体シミュレーションソフトウェア「FlowDesigner」を使うと、空気の流れを視覚化できる。そのため、省エネや環境改善、コスト削減など、設備改修の課題改善につながる。 - 3Dプリンティング:3Dプリンティングで積層ブロックを作製、組み合わせて建設部材構築 前田建設工業
前田建設工業は、3Dプリンティング技術を活用して現場での運搬や組み立てが容易な積層ブロックを作製し、ブロックの組み合わせにより自由な形状かつ任意のサイズで建設部材を構築する技術「WAV3D」を開発した。 - メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024:インフラ維持管理を3D点群で一元管理する“3次元点検台帳”、ドローン点検で著名な三信建材工業が提供
防水や塗装、補修の工事では、その前段階で入念な調査が必要となる。2014年からドローン点検に取り組んできた三信建材工業が提供する「3次元点検台帳」は、ドローンで取得した画像データをもとに3次元の点群モデルを構築し、各種点検情報をひもづけることで、従来の点検管理の問題だった非効率が解消される。 - 建設業の2024年問題、「未対策」が7割超 社員100人以下の工事会社で
クラフトバンク総研は、社員数100人以下の建設工事会社を対象とした「建設業の2024年問題と人手不足に関する動向調査」の結果を発表し、時間外労働の上限規制に対して、7割以上が「未対策」の状況にあることが分かった。