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西松建設がユニフォームを全面リニューアル、タブレットPCが入るバックポケット採用:産業動向
西松建設は2024年11月、作業所で着用するユニフォームを9年ぶりにデサントジャパン監修でリニューアルする。
西松建設は2024年9月30日、作業所で着用するユニフォームを9年ぶりにリニューアルすると発表した。11月から順次着用を開始する。
今回のリニューアルはデサントジャパンが監修し、ワークウェアのデザインとカラー、素材までフルオーダーで設計。快適で動きやすくスタイリッシュなユニフォームに仕上げた。製作にあたっては全社員にアンケートを実施し、着用時のストレスを軽減する独自のカッティングや、タブレットPCも収納できるバックポケットの採用など、社員の要望が広く反映された。
素材は、ハードな作業環境下でも可動域を確保できるよう、ストレッチ性や耐久性、速乾性、軽量感に優れたポリエステル100%素材を採用した。全アイテムのカラーはチャコールグレーをベースに、西松建設の150周年記念コーポレートロゴをイメージさせるライトグリーンを配色。また、建設業における作業環境や女性社員への配慮として、ボトムスは濃色系チャコールに、企業ロゴやブランドロゴは生地と同系色とした。
また、環境負荷の低減やSDGsの観点から、今回のリニューアルに伴い役目を終えたユニフォームは、JEPLANが運営する「BRING UNIFORMTM」にて回収し、服のポリエステル原料や自動車内装材などにリサイクルする。
西松建設は2024年に創業150周年を迎え、現在はさまざまな記念事業を行っている。今回のユニフォームの全面リニューアルも、この一環として実施する。
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