2024年度の建設投資は73兆200億円の見通し、前年度比2.7％増 国交省：産業動向

国土交通省は2024年度の建設投資が、前年度比2.7％増の73兆200億円となる見通しを明らかにした。

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　国土交通省は2024年8月30日、2024年度の建設投資について、前年度比2.7％増の73兆200億円となる見通しを明らかにした。このうち、政府投資は同3.7％増の26兆2100億円（構成比率36％）、民間投資は同2.2％増の46兆8100億円（構成比率64％）と推計している。

建設投資額（名目値）の推移　出典：国土交通省プレスリリース

　民間投資のうち、住宅建築投資は前年度比0.8％増の16兆5500億円（構成比率35％）、非住宅建築投資（土木投資含む）は同4.4％増の17兆8500億円（構成比率38％）、建築補修（改装／改修）投資は同3.1％増の12兆4100億円（構成比率27％）。

　投資額を建築／土木別に見ると、建築投資が前年度比2.0％増の47兆2100億円、土木投資が4.1％増の25兆8100億円。また、2024年度の建設投資が国内総生産に占める比率は、11.9％。

2024 年度 建設投資の構成（名目値）　出典：国土交通省プレスリリース

　建設投資見通しは、国内の全建設活動について出来高ベースの投資額を推計したもの。建設投資は1992年度の84兆円をピークに減少傾向が続き、2010年度には1992年度の半分程度の42兆円となった。その後は東日本大震災からの復興などにより回復傾向が続いている。