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フィリピンのカビテ州でユニクロ物流施設を建設、野村不:ロジスティクス
野村不動産は、フィリピンカビテ州で物流施設を開発する。フィリピンにてユニクロ事業を展開するファーストリテイリングの現地子会社が用いるもので、ユニクロ事業において東南アジア最大の物流施設になるという。
野村不動産は2024年7月18日、フィリピンのカビテ州にて物流施設を展開すると発表した。フィリピンにてユニクロ事業を展開するファーストリテイリングの現地子会社と、施設開発における協定を締結。2024年6月に着工している。ユニクロ事業において、東南アジア最大の物流施設になるという。
野村不動産は、フィリピンのFederal Landと合弁会社を設立しており、フィリピンのカビテ州にて全体敷地面積600ヘクタールの郊外型タウンシップ開発「カビテプロジェクト」を進めている。今回立ち上げる物流施設は、プロジェクトの一環として開発される。
新施設では、倉庫内に空調設備を導入し、休憩室やカフェテリア、緑地帯などを設ける。また、太陽光発電による自家消費を予定。全熱交換器も導入し、空調効率の向上を図る。また、指紋認証設備を採用し、入退場管理を効率化する。さらに、BCP(事業継続計画)の観点から、停電時には非常用発電機により24時間分の電力を確保可能とする。
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