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住まいのスマートホーム機器を一手に操作 三菱地所が提案する新しい暮らし方第7回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(1/2 ページ)

スマートロック、スマートスピーカー、スマート照明。いまや身近になりつつあるスマートホーム機器。三菱地所の総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」は「簡単に・利便性高く・安心して」の観点から、スマートホーム機器のある生活をさらに快適にものに変えるサービスだ。

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 「第7回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−」(会期:2022年12月5〜7日、東京ビッグサイト)の同時開催展示会の1つ、「第5回 スマートハウスEXPO」で、三菱地所は総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」を紹介した。

高まるスマートホーム機器への関心の一方、導入の壁とは?

三菱地所の展示ブース
三菱地所の展示ブース

 HOMETACTは「Home(家)」と「Tact(臨機応変・機転がきく)」を合わせた造語で、「自由自在な家」を意味する。また、「家ナカを『指揮する』サービス」というコンセプトも込められている。

 玄関の鍵から、照明、スピーカー、ブラインド、エアコン、冷蔵庫まで、スマートホーム機器はいまや百花斉放の感がある。2020年に三菱地所が実施した同社グループ会員のレジデンスクラブ向けアンケートによると、スマートホーム機器を導入して「暮らしがよくなったと感じた」ユーザーは73.0%(n=278)、分譲/賃貸を問わず「物件選択時の加点となる」と回答したユーザーは61.3%(n=2988)にのぼり、スマートホーム機器の利用や将来の利用への期待が高まっていることを示す結果となった。

 一方で、ユーザーがスマートホーム機器を導入する際に、いくつか「障壁」もあると判明した。例えば、スマート機器には、Wi-Fi接続したスマートフォンのアプリで操作するものが多い。「使用したい機器ごとに操作アプリが異なり、まとめて操作できない不便さが導入の壁の1つになっている」と、三菱地所の担当者は説明する。テレビにDVDやHDDなどのレコーダーを接続したら、リモコンが増えて煩わしかった経験がある人は少なくないだろう。

 他にも、三菱地所では、ユーザー自身でアプリを設定するのが難しく、何かあったときの対応も充実していないなどがハードルになっていると分析。こうした課題を解決するために開発したのがHOMETACTだ。

多種多様なスマートホーム機器を指揮する総合アプリ

HOMETACT解説パネル
HOMETACT解説パネル

 HOMETACTのコンセプトは、簡単に、利便性高く、安心して導入できること。HOMETACTの特徴を担当者は、「特定のブランドやメーカーに依存しないメーカーフリーだ」と話す。事実、HOMETACTは、Amazon.comのスマートスピーカー「Amazon Alexa」、不動産向けシステムを開発するLinoughのスマートロック「Ninja Lock」、家庭用ロボットメーカーiRobotの掃除用ロボット「ルンバ」、給湯器メーカーリンナイの給湯器リモコンなど、既に幅広い住宅IoT設備機器との連携を実現している。

HOMETACTが連携可能な機器
HOMETACTが連携可能な機器
HOMETACTのパートナー企業
HOMETACTが連携可能な機器

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