新築注文住宅のスマートホーム販売を本格始動、モデルハウスでの宿泊体験も 三菱地所ホーム:スマートホーム
三菱地所ホームは、三菱地所の総合スマートホームサービス「HOMETACT」を搭載したスマートホームの販売を本格的に開始した。
三菱地所ホームは2024年6月7日、三菱地所が提供する総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」を搭載したスマートホームの販売を本格的に開始すると発表した。
本格始動に先立ち、東京都港区のモデルハウス「ORDER GRAN赤坂」をIoT住宅にリニューアルし、2024年4月から、新築注文住宅を検討中のユーザーを対象とした、HOMETACTがある暮らしを体感できる宿泊イベントを実施してる。また、神奈川県横浜市のマンション木質リフォーム商品「KIGOCOCHI(きごこち)」ショールームでは、機能をアップデートし、より多くの機器をHOMETACTと連携した。
三菱地所のHOMETACTは、専用アプリやスマートスピーカーを利用して住宅設備機器や家電を一元的に管理できる総合スマートホームサービスだ。
三菱地所ホームは、新築注文住宅契約者の9割以上が採用する全館空調システム「エアロテック」とHOMETACTを新たに連携し、2024年4月から、新築注文住宅におけるスマートホーム販売を開始した。連携により、エアロテックの音声操作が可能となった他、冷暖房費を可視化できるようになった。
音声操作でデバイスを同時操作する「シーン機能」を体感
ORDER GRAN赤坂は、2017年に都市型邸宅のフラッグシップブランド「ORDER GRAN」シリーズの第2弾モデルハウスとして、赤坂ハウジングギャラリー内にオープンした。HOMETACTの導入により、玄関ドアや家電、カーテンなどがスマホで操作できる。
モデルハウスでは、HOMETACTの機能の1つで、音声操作によりさまざまなデバイスを同時に操作できる「シーン機能」も利用可能。「いってきます」の声にスマートスピーカーが反応し、家中の照明、テレビ、スピーカーがオフになり、カーテンが自動で閉まる他、「リビングを映画館に」と話しかけると、照明やスピーカー、テレビが一斉にシアターモードに切り替わる。
三菱地所ホームは今後も連携機器を追加し、「ストレスフリーで先進的なライフスタイル」を提案していく。
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