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建設現場のリサイクルステーションをセンサーと無線通信で遠隔監視、レンタルのニッケンらが提供現場管理

積水化学工業100%子会社の積水マテリアルソリューションズとレンタルのニッケンは、建設現場のリサイクルステーション向けに、センサーを使用した堆積管理システム「Smart Level」の提供を開始した。

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 積水化学工業100%子会社の積水マテリアルソリューションズは2024年5月20日、レンタルのニッケンと共同で、建設現場のリサイクルステーション(常設の資源回収拠点)を対象に、センサーを使用した堆積管理システム「Smart Level」の提供を開始した。

堆積管理システム「Smart Level」の提供イメージ
堆積管理システム「Smart Level」の提供イメージ 出典:レンタルのニッケンプレスリリース

 Smart Levelは、センサーと無線通信により、リサイクルステーションのカート内の堆積状況を遠隔監視するIoTシステムだ。従来の資源回収業務では、管理者がステーションまで出向いて目視でカートの状況を確認し、回収の手配や日程の調整などを行っていた。Smart Levelを導入することで、管理者の目視や移動の工数などを大幅に削減できる。

レンタルのニッケンの試算によると、見回り工数を年間239時間削減
レンタルのニッケンの試算によると、見回り工数を年間239時間削減 出典:レンタルのニッケンプレスリリース

 Smart Levelは一部の外部チャットアプリとの連携に対応し、一定の堆積量に達した場合は現場関係者複数人へのアラート通知を送信する。カート内をセンシングしたデータは、低消費電力かつ長距離伝送の通信LPWAを介して、クラウドに保存し、PCやタブレット端末、スマートフォンから、Webブラウザを通して確認可能だ。さらに、時系列のCSVファイル形式でダウンロードできるため、傾向の把握や改善活動への活用も見込める。センサーは電池駆動で、電源がない場所でも利用可能だ。

 今後はSmart Levelを建設現場での導入/普及拡大を図るとともに、工場などの生産ロスや廃棄物、排水、汚泥などの見回り工数が発生している場所や、道路や駅/空港など省人化が必要なエリアにも対象領域を拡大する計画だ。

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